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発達障害・支援について
話し合う意見交換会

●意見交換会とは?

意見交換会は、児童発達支援士または発達障害コミュニケーションサポーター資格を受講された方を対象に行っています。意見交換会では、協会スタッフが一方的に話す場ではなく、参加している会員様同士が話し合う場となります。発達障害に興味関心が強い方しか参加しておりませんので、毎回とても充実した時間となっています。司会進行としてアナウンサーがおりますし、お話しいただく内容は事前にアンケートで頂くため、お話が苦手な方でも安心です。

●発達障害の悩みを相談できる

参加者は発達障がい児の保護者の方が半数、保育士や施設で働く方が半数となることが多いため、様々な立場からのアドバイスをきくことができます。発達障害に関する悩み、特別支援級について、カサンドラ症候群について、療育施設の利用についてなどの相談ができるので、参加された方は「仲間がいて心強い」と感じられています。

●過去の意見交換会の議事録

4月の意見交換会

2022年4月に開催された意見交換会の様子をご紹介します。


(質問者)Q.現在私の子どもが小学校2年生なのですが、普通学級か特別支援学級か今後どうしていくか悩んでいます。ご意見お聞かせください


(回答者)A.私も1年生でグレーゾーンの子どもや親御さんから相談を受けたり話をしていく中で、次の学年でどうするかなどを相談したりしました。1年生の時に受け持っていた子どもの中ですごく乱暴な子どもがいました。お家の方も支援級に行くという話を聞いていたのですが、よくよく親御さんと話をしたり子どもと話をしていると、子どもが乱暴をするのには絶対に理由があって、その理由を他の子ども達に説明をすると子ども達も理解はしてくれました。ですが乱暴だからということで一回支援級に入ったのですが、発達段階とともにその子の良い所が、その子なりの特徴が出てきて通常級に戻っても他の子どもと上手くやっているという話を聞いています。わりと子どもが小さい時に、子どもが分からないけど自分の中に苦手意識があるというお子さんが、支援級で1対1のトレーニングなどを行って、1年間を通して通常級の子ども達と交流をしていく中で、他の子どもが支援級の子どもの特性を分かって、子ども同士がお互いに認め合い上手くやっていくことができているようです。そのため絶対に支援級ではないといけないという訳ではなく、子ども達同士で普段ずっと一緒にいる中でお互いを知る関係性ができていくこともあると思います。


(回答者)A.私は小学校4年生と5年生の女の子が経度の発達障害(ADHD)を持っており、特別支援級に入っています。支援級の体制が市区町村によっても全然違うと思います。先程1対1での支援とお聞きしたのですが、かなり手厚い学校だと思います。子どもが通っている学校では学年に担当の先生が2人であまり普通級と変わりがありません。また、特別支援級の部屋というのもあるのですが、学校の規則として使わないという方針のようで使えない状態です。方針も学校や地区町村によって変わってくるため手厚いと感じました。そもそも療育や特別支援級が何故あるのかを確認していくと、児童発達支援士のテキストにも載っていたと思うのですが二次障害を防ぐためという点があると思います。そこをフォーカスしたほうがいいと私は思っています。なぜかというと長女がとても活発で男の子みたいに活発でいじめられたりとかも無いのですが、喧嘩はたくさんあります。ですが対人関係、1対1のコミュニケーションはすごくスムーズにできますが、自分を含めて3名以上の複数になってくるとストレスを感じるようで小学校3年生の時にうつ病になってしまいました。うつ病になるとIQが100あったのが70まで低下し、ワーキングメモリも60台まで落ちて経度の知的障害と判断される数値まで落ちたこともありました。それを考えると二次障害を防ぐための支援を受けたほうがいいのかなと思っています。


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