第28回 児童発達支援士 意見交換会の実施報告

2024年09月09日

3-意見交換会

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2024年9月4日に開催された意見交換会の実施報告をさせて頂きます。意見交換会では発達障害や子育てに関する情報共有をしています。今回もとても有意義な時間となりました。皆様ありがとうございました。ここで紹介している内容が皆様のお役に立てば幸いです。

意見交換会議事録(発達障害の情報共有)

ここからは今回の意見交換会の質疑応答時に、実際にお話のあった内容をご紹介していきます。お客様の言葉をほぼそのままの表現で紹介させていただきます。(個人情報保護のため一部表現を変えている箇所がございます)

質問者:二次障害が分かった経緯についてお聞きしたいです。

回答者:アスペルガーだったのですが、接していくうちに小学校1年生の時に学校のほうから相談に行ってみませんか?と言われ、相談しに行きアスペルガーと分かりました。

小学校の中でも周りと空気が読めなかったりして、家の中でも主人の理解が得られなくて「甘やかしてる」「どうして本人のやりたいことばかり優先させるんだ」と言われ、私も分かってほしいと訴えたのですが、分かってもらえずに離婚になりました。

1人で育てている中で下の子が不登校だったことで下の子に目が行き過ぎて、二次障害で窃盗を繰り返してしまいどうやって声かけをしていいのか分かりませんでした。

当時は思春期で声かけをしすぎても良くないんだなと思い、見守る形でいました。ですが、本人は放置されていたと思ったのかなと考えたり、遊びたい多感な時期でもあったので仕事をしながら遊びに行って、職場の方にも理解を得られず最後は私にも何も言えず孤独な状況になってしまいました。

今はそんな孤独を無くしたいと思い、学校での居場所づくりも含めて、多くの方に知ってもらいたいと思い活動をしています。

質問者:支援級の非常勤講師をされていて、現場は大変で一言で言い表せないということでしたが、具体的なエピソードがありましたらお聞きしてもよろしいでしょうか?

回答者:半年間しか携わることができなかったのですが、小学校の支援級で補佐的なサポートをしていました。

思った以上に、先生方の発達障害に対する知識が少なかったのかなと思っていました。それでも現場はやらなければいけない、1クラスに対する人数も多かったように思います。

1つの教え方にしても先生によってそれぞれで、個人的にその叱り方はどうなのかな、声かけはどうなのかなと思うようなことが多くありました。

現場は先生方の一言で動いていくことが多かったのですが、怒りすぎなのではないか、怒鳴れば生徒は静かになるのですが、それで良いのか?と疑問に思いつつ非常勤講師という立場もあり言うことはできませんでした。

私の親がコミュニケーション障害を持っていたこともあり、敏感な親でしたので、敏感な子どもたちの気持ちがなんとなく分かることもあり、声かけも慎重にしていたのですが、私の意見が通らない、先生方も職員室に行くと分からない、手探りでやっているという本音を聞く機会もありました。様々な葛藤をしながら産後で一番悩んだ半年間になりました。

子どもを産むと育児を経験するので、教員に復職したらあまり悩まないのではないかと思っていましたが、全くそんなことはなく職場でも家でも悩んで子どもに悩んでるねと言われたり、子どもが発達障害に関する様々な本を借りてきて一緒に学んだりする半年間になりました。

質問者:お子さんを育てていくうえで困ったことが沢山あるとお話がありましたが、具体的にどんなところに困っているなどありましたらお聞きしたいです。

回答者:私は小学校1年生の時に、小学校の先生がとても厳しかったのと、場面緘黙という大人と喋れない状況が続いています。コロナで声をあまり出さなかったこともあり、特性に気付きだしたのが小学校5年生になってしまいました。もう少し早く病院を受診したり、医療に頼っていたらもう少し早い療育がスタートできたのではないかと、後悔しても遅いのですが感じています。

今は訪問看護の方に来ていただいたり、通級の申請もしたので行ける状態にはなったのでうすが、本人は知らない大人と話せない状態なので、そういう場所にも行きたがらず、家でスマホを使ってゲームをしています。

コミュニケーションもASDがあるので特性があるとは思うのですが、場面緘黙症もあるので家では騒がしいこともあるのですが、外に行くと全然喋れない全然違う我が子になってしまいます。それが一番の悩みです。

回答者:大変なことは色々あるのですが、一番悩んでいることはよくパニックや癇癪を起こすのですが、それを見ている弟がすごい顔をしています。その弟に対するケアや私に余裕がない時にその長男に対してすごい怒ってしまうのですが、それを見ている弟に対してどのように接していけばいいのかなどが私の中で課題になっています。

【まとめ】第28回 児童発達支援士 意見交換会の実施報告

今回も貴重なご意見を沢山ありがとうございました。とても有意義な時間となりました。

今後も発達障害に関する情報を共有していきたいと思います。共に支援の輪を拡げていきましょう!

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