療育エピソード|困った!を乗り越えたエピソード

2024年02月18日

4-療育エピソード

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今回は、児童発達支援士の受講者に限定してい公開している「療育エピソード」サイトから一部を皆様にも共有をさせて頂きたいと思います。今回のテーマは「困った!を乗り越えたエピソード」となります。貴重なご意見ばかりですので是非ご覧ください。

療育エピソードとは

まず療育エピソードというのは、当協会の認定資格(児童発達支援士・発達障害コミュニケーションサポーター・SSTスペシャリスト)いずれかを受講されている方に、これまでの療育に関する経験談や体験談を募ったものになります。テーマはこちらで決めさせていただいており、本日時点で下記のようなテーマにて募集をしてまいりました。

  1. 療育施設利用に関するエピソード
  2. 「困った」を乗り越えた成功エピソード
  3. 通級・特別支援級・特別支援学校に関するエピソード
  4. ADHD児の投薬に関するエピソード
  5. カサンドラ症候群に関するエピソード
  6. 子どもの二次障害に関するエピソード
  7. 子どもに発達障害であることをどう伝えたのか?

それぞれ多数の投稿を頂き、現時点で300を超えるエピソードを頂いております。

ただし療育エピソードの専用サイトは受講者専用となっているため、受講されていない方には公開していません。ご了承ください。

今回紹介するテーマ

今回一部紹介させていただくテーマは「困った!を乗り越えたエピソード」とさせていただきます。ここで紹介しているエピソードについて、当協会として善悪や正解、不正解かということは判断していません。あくまでも受講者の皆様から頂いた体験談を紹介しているにすぎません。「発達障害」というくくりでまとめられがちですが、ひとりひとり個性の違う子どもたちです。そのためここでは、皆様の対応の引き出しを増やすことをひとつの目的としています。最終判断はご自身でしっかりとするように心がけてください。

困った!を乗り越えたエピソード

癇癪またはパニックを起してしまった時の対応

感情のコントロールが出来ないことから癇癪につながった。大きな声で叫んだり、ものすごい勢いで泣き出したりした。寝転んでしまった。?公共の場で叫ばれるとまわりの目が確かに気になるが、身の危険やまわりへの迷惑がない限りは 冷静に対応した。まわりへ迷惑になる場面では 叫んでも大丈夫な場所まで頑張って連れて行ってからスルーしながらクールダウンできるまで見守った。


癇癪おこした内容に否定の声掛けはせず、反対に同情して気持ちを落ち着かせた。すると徐々に本人が平常に戻りました。そして最後は信用してるよと声掛けしている。


癇癪modeになった際は、落ち着くまで療育的放置が効果的で、話せるようになったら気持ちを聞くのが1番でした。

片づけをすることができない時の対応

どれから片付けるかを決める。片付ける場所を決める箱に入れるだけなど動作が少なくてすむようにする。物がありすぎて何から手をつけていいか分からないので何から片付けるかを決めるとスムーズ。ブロックはここ、それ以外のおもちゃはこの箱など決めておけば子どもも分かりやすいようです。


一緒に片付けるときにタイマーを使う。どっちが早くあの箱に片付けれるかをゲームのように楽しむ。細かく片付けるのではなく、大きな箱に、学校のもの、おもちゃなどぐちゃぐちゃでも、そのカテゴリーの箱に入れてあればまずはオッケーにする。片付けてくれたことでこちらがとても助けられたことを「ありがとう」の言葉で本人に伝える。ゲームのように一緒に片付けることで楽しそうにやっている。ありがとうと言われることで、良いことをしたと学んでくれた。それでも何回も散らかるが叱らずにそれを繰り返すことで、少しずつ片付けることが増えて片付けたら自分から見せにくるようにまでなったりした。


保育園において、遊びの時間から食事、排泄など次の活動に切り替えることができませんでした。そこで、遊びの前にホワイトボードなどで 活動の流れをイラストなども加えながら、予告する。何時になったら片付けというのを予告し、その時間の5分前にも「あと5分で片付けだよ」と知らせる。

【まとめ】困った!を乗り越えたエピソード

当協会にはこのようなエピソードが多数集積されております。このほかにも「感情コントロールが出来ない時の対応」「勝手に外に出ていってしまう場合の対応」「忘れものが頻発している場合の対応」「偏食が強く同じ物しか食べない場合の対応」など。

これらは何が正解ということは言いにくい部分があります。それは個性が皆違いますし、うまく出来ない理由も違う場合があるからです。

だからこそ、こういった体験談で紹介をしています。正解を求めるのではなく、自分の子どもにあったものを選択できる状況にする。それが真の支援だと思います。適切な支援のためには、柔軟性がとても大切です。

当協会の資格を受講されるとこういったエピソードがいつでも見放題となります。是非ご検討ください。

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