第31回 児童発達支援士 意見交換会の実施報告
3-意見交換会

2025年3月15日に開催された意見交換会の実施報告をさせて頂きます。意見交換会では発達障害や子育てに関する情報共有をしています。今回もとても有意義な時間となりました。皆様ありがとうございました。ここで紹介している内容が皆様のお役に立てば幸いです。
意見交換会議事録(発達障害の情報共有)
ここからは今回の意見交換会で実際にお話のあった内容や事前アンケートで頂いていたエピソードをご紹介していきます。お客様の言葉をほぼそのままの表現で紹介させていただきます。(個人情報保護のため一部表現を変えている箇所がございます)
●発達障がい児支援に関するエピソードはありますか?
T様:学んだこと、なにか出来た時に60秒以内に褒めるを実践したところ、今まで出来なかったこと(両手をしっかり拭くこと)が定着した時、すごく嬉しかったです。
K様:赤ちゃんの頃から感じていた違和感は、保健センターや病院でどんなに相談しても、様子を見ましょうとしか言われてきませんでした。私の子どもへの見方がおかしいのだとずっと思ってきました。年中の途中までもやもやしながら過ごし、時には子どもに普通になれと怒鳴り、賢くなれと頭を撫で、苦しい日々でした。相談するたび、様子をみましょうの言葉にどこか安心感もあったけど、その反面この子は異常だ、お母さんの感じていることは正しいと誰か言ってほしい、そう思っていました。友達は、子どもはこんなもん、○○くん集中力があって賢い、ずっと○○な子どもはいないよ、そんな言葉にたくさん傷ついたり、子どもにまた期待したり、そして裏切られ、を繰り返しました。5歳になる前、もう我慢ができなくなりました。ふっきれたように療育先を探し、通い始めましたが、受け入れがうまくできず、療育先の駐車場に車を停めることさえ嫌でした。他のお母さんの子どものエピソードを聞くと、自分の子どものことを言っているようでなぜか苦しくて胸がバクバクしてました。そんな中、療育先の先生は、子どものことを「こんな自閉症のような子はね…」と発言しました。うちの子どもを自閉症だと思う人が居た、となんとも言えない気持ちになりました。複雑でしたがそこから私は変わったと思います。年長になる前から通い始めた療育で、支援学級に入る決断までできるほど私の心は成長しました。そのおかげで子どもは支援学級を気に入り、毎日楽しく学校生活を送っています。療育の先生には本当に感謝しています。発達に問題がある、と言ってくれる人は少ない中、支援する側として考えると、そう言うことで救われることもあると。どっちか難しい子どもだと余計にそう思います。判断が難しい子どもこそ、親は一番深いところまで悩んでいます。
O様:短い間ですが、肢体不自由児・重症心身障害児・その他諸々の障害を抱えるこどもたちのケアに関わっていました。肢体不自由児・重症心身障害児のケアに重きを置く病棟に勤務していましたが、自閉症で苦しむ子に対してのケアでは特に、不適切な発言をすることが(私も含め)多くありました。もっと良い声かけが出来なかったものか、と今でも悔やみます。
S様:多言語の環境で暮らす3歳児の発音のアセスメントをする機会がありました。構音のトレーニングや舌のトレーニングの具体的な方法を伝えることができました。
S様:テスト対策勉強を支援対象の生徒とマンツーマンでしていて、バッチリできたと思っていたのですが、成果が出ませんでした。受講した今なら、もっとその子に合った教え方や別の方法などがあったと思います。また、担当の先生と深く打ち合わせしてから取り組めば良かったと感じています。
【まとめ】第31回 児童発達支援士 意見交換会の実施報告
今回もご参加いただいた皆様ありがとうございました。
今回は指導員や支援員として活躍されている方が多数いらっしゃったため、保護者側の立場と支援員側の立場で考え方が違ったり、どういう想いを抱ているのかがよくわかりました。
こういった皆様一人一人の経験は財産です。そして、同じような境遇にいながらも、前向きに学習している受講者同士のつながりは非常に心強いものでもあります。
当協会ではこういった保護者の心のサポートも支援の大切な要素だと考えていますので、これからも様々なサービスを展開していきたいと思います。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
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