会報6号を発刊しました!協会の活動を報告!

2024年04月06日

1-公式アナウンス

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先日、会報第6号を発刊しました。当協会では半年に一度会報を発刊しておりますが、今回で6回目となります。これもひとえに皆様のご支援があるからこそです。心より感謝申し上げます。この記事ではこの半年間の協会の活動を振り返りたいと思います。

2023年9月~の活動報告

それでは実際にこの半年間の活動を振り返ってみたいと思います。

受講者が累計3万名突破!

当協会が認定する、児童発達支援士・発達障害コミュニケーションサポーター・SSTスペシャリストの延べ受講者数が3万名を突破いたしました。たくさんの方に受講していただき、お喜びの声も頂いております。

学びはあくまでもきっかけづくりです。この学びをきっかけにして、子育てや子どもの支援だけでなく、皆様の生活自体が明るくなることを祈っております!

学校法人への導入!問い合わせ増!

この半年で一番大きな変化と言えば、学校法人からの問い合わせが増えたことです。

すでにクラーク記念国際高等学校の東京キャンパスでは、児童発達支援士が授業に導入されております。現在、北海道の学校や広島、静岡の学校からも導入の問い合わせを頂いており、早ければ今年から導入スタートとなる予定です。

学校で児童発達支援士の学習ができるようになることで、保育の現場が抱える悩みの一部を解決できるようになるかもしれません。それだけでなく、若年層が発達障害に関する知識をもつことで、敏感な青年期の人間関係が円滑なものになり、当事者にとって生きやすいと感じられる日がやってくるかもしれません。

そのため協会では、学校法人への導入を積極的に行っていく予定でおります。ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい。

療育施設「toiro(トイロ)」に訪問インタビュー!

神奈川県に施設を構える「toiro(トイロ)」に伺い、スタッフの皆様にインタビューをさせて頂きました。スタッフの皆様が日々どういったことを意識して子どもたちに向き合っているのかを確認でき、とても有意義な時間となりました。

意見交換会の実施

現在は2カ月に1度開催されている意見交換会。これまでたくさんのお話を伺ってきました。私どもとしても学びが沢山あり感謝しています。

会に参加された方は「発達障害のことを皆と共有できた」という想いで充実した気持ちになられていると思います。同志がそろい、自分の経験や疑問を共有できる。誰も否定しない。このような環境にあると、普段は言葉に出来ないようなことも自然と発してしまうものです。

今後も継続していきますので、受講者の皆様は是非ご参加くださいね!

認定支援士インタビューの一部を紹介

会報では認定支援士のインタビューを紹介しています。会報で紹介しきれなかった情報の一部をこちらで紹介いたします。是非ご覧ください。(認定支援士から頂いた原稿を修正せず原文のまま紹介しております。誤字脱字などがあった場合もご理解ください)

児童発達支援士を受講されたきっかけは

同級生に発達障がいの特性を持った友人がおり、その子の口癖が「どうせ私はできないから」でした。適切な支援があればできることも、当時の学校にはそのような支援が少なく、諦める癖のついてしまったその子を励ますことが子どもの頃の私には上手くできませんでした。

現在私は音楽教室でピアノ講師をしており、日々色々な個性を持った生徒さんたちとの出会いがあります。発達に偏りのある子どもたちにも、音楽を諦めてほしくない、楽しみながら成長してほしい、心の拠り所となる場所を作りたいと考え、勉強しようと思いました。

発達障がい児支援(子育て)をしていて最も辛かった(大変だった)ことは何ですか

特にコミュニケーションが取りづらい生徒さんが教室にいらっしゃった時には、その子に合ったコミュニケーションの方法を模索することが大変でした。

音楽教室の場合、発達障がいの診断の有無や特性についてなど詳細を最初から聞くことはなかなかできません。保護者の方とお話する時にも、週に一度の習い事の先生という立場で、どこまで踏み込んでいいものか迷う部分もありますし、学校の先生などとも連携が取れないため、その子の状態を見極めていくことが難しいと感じていました。

発達障害に関する知識を習得したことで、何か変化はありましたか

発達障がいの有無に関わらず、この行動には、こういう理由があるのかもしれない、と原因や理由を想像して支援策を考えることが出来るようになりました。

こういう特性を持っているかもしれない、こういう過敏があるかもしれない、と頭に入れておくことで、見えてくるものが多々出てきました。

自分の気持ちに余裕が生まれたことで、子どもたちの笑顔も増え、保護者の方とのコミュニケーションもより円滑にできるようになったと思います。また、発表会への参加が難しかった生徒さんも、見通しの持てる支援や過敏への配慮をすることで、発表会で演奏をすることができるようになりました。

ご自身と似た境遇で悩んでいる方に何かアドバイスはありますか

私は児童発達支援士の資格を取ったことで、教えこむレッスンではなく、一緒に楽しみ考えるレッスンを心がけるようになりました。

ピアノのレッスンでは、先生と生徒という上下の師弟関係になりやすいですが、対等な横の関係を築き、興味をひく環境を整えてあげるだけでも、子どもたちはどんどん学んでいくことに気づきました。今では、生徒さんが生き生きと学んでいく姿に、こちらが元気や面白い発想をもらっています。

悩むこともまだまだありますが、勉強したことが自分の自信となって、子どもたちの笑顔に繋がっていると感じています。

発達障がい児の支援を行う上で大切だと感じていることは何ですか

ひとりひとりの個性や特性を見極めることが大切だと感じています。

診断名が同じでも、その子に合った支援の方法は、それぞれ違います。診断名に捉われず、その子の得意不得意、好きなもの嫌いなものなどを時間をかけて知っていき、受け入れてあげることが、とても大切だと思っています。

まずは子どもが安心して自分を表現できる環境を作ってあげることで、学びたい、できるようになりたい、という前向きな気持ちを育むことができると感じています。

【まとめ】会報6号を発刊しました!協会の活動を報告!

この半年間も皆様のご理解のお陰で素晴らしい活動を行うことができました。個人のお客様だけでなく、学校や施設での受講も増えてきました。発達障害に関する認知を大きく変えるきっかけを作るべく、今後も積極的に活動してまいります。

今後とも宜しくお願い致します。

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