メンタルヘルスの資格一覧【2026年版】精神疾患やうつを学べる資格を種類別に紹介

職場に最近つらそうな同僚がいる、家族の元気がない日が続いている。そんなとき、「心の不調のことを、もっとちゃんと知っておけたら」と感じたことはありませんか。

メンタルヘルスの資格を調べてみると、検定・民間資格・国家資格とたくさん出てきて、どれで何を学べるのか分かりにくいですよね。身近な人のために学びたいと思ったその気持ちは、とても大切なものです。

この記事では、主なメンタルヘルスの資格を一覧にして、種類ごとに学べることと取るまでの総額をまとめました。

  • 主なメンタルヘルスの資格の一覧
  • 種類ごとの学べること・総額・試験の受け方
  • 精神疾患やうつについて学べる資格
メンタルヘルス支援士 公式サイト

メンタルヘルスの資格一覧|種類と学べること

メンタルヘルスの資格は講座型の民間資格・検定・国家資格の3種類

メンタルヘルスの資格は、講座型の民間資格・検定・国家資格の3つに分かれます。

資格種類学べること
メンタルヘルス支援士講座型の民間資格精神疾患の基礎、発達障害、認知行動療法、傾聴を中心としたカウンセリングの基本
JADP認定メンタル心理カウンセラー®講座型の民間資格カウンセリング、心理学、精神医学の基礎
産業カウンセラー養成講座+試験面接の体験学習を中心としたカウンセリングの技法
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験検定職場のメンタルヘルス対策(立場ごとにⅠ〜Ⅲ種)
こころ検定®2級(メンタルケア心理士®)検定精神医科学、精神解剖生理学、カウンセリングの基本技法
公認心理師国家資格大学・大学院で心理学全般と実習
精神保健福祉士国家資格精神障害のある人の相談援助に必要な保健・福祉の知識と技術

どれがいいかを目的から選びたい方は、こちらの記事で4つの質問に答えると近い資格が分かります。

>メンタルヘルスの資格はどれがいい?目的別のおすすめを4つの質問でご案内

講座型の民間資格|通信講座で働きながらでも取れる

講座型の民間資格は、教材と試験がセットになった講座で学ぶ形です。学歴を問わず、働きながらでも自分のペースで進められるものが多くあります。

メンタルヘルス支援士

  • 学べること
    精神疾患の基礎知識、発達障害、認知行動療法に加えて、傾聴を中心としたカウンセリングの基本まで学べます。
  • 取るまでの総額
    40,260円(受講料35,200円+試験料5,060円)です。登録料・更新料はかからないので、取ったあとに追加の費用はかかりません。
  • 試験の受け方
    スマホからオンラインで、24時間いつでも受けられます。その場で合否が分かるので、仕事や家事の合間にも受けやすい形です。

JADP認定メンタル心理カウンセラー®

  • 学べること
    カウンセリング、相談者についての理解、心理学、精神医学の基礎を幅広く学べます。
  • 取るまでの総額
    64,400円(キャリカレの講座の場合)です。受験料5,600円も含まれています。
  • 試験の受け方
    講座の修了後、いつでも在宅で受けられます。会場に出かける必要はありません。

産業カウンセラー

  • 学べること
    養成講座で人と組んで面接の体験学習を積み、カウンセリングの技法を実践的に身につけます。
  • 取るまでの総額
    約40万円(養成講座352,000円+受検料44,000円)です。通信講座型の資格より高めですが、そのぶん面接の実習まで含まれます。
  • 試験の受け方
    学科と実技(面接のロールプレイなど)を、会場で受けます。

働きながらでも、心の不調の基礎から話の聴き方まで通信でひととおり学びたいならメンタルヘルス支援士やJADP認定メンタル心理カウンセラー®。時間と費用をかけて、人と組んでの面接の練習まで積みたいなら産業カウンセラーが近い選択肢です。

検定|受験料を払って試験を受ける

検定は、受験料を払って試験を受ける形です。受験料は手ごろですが、教材は自分で選んで用意します。

メンタルヘルス・マネジメント®検定試験

  • 学べること
    職場のメンタルヘルス対策を、立場ごとに学べます。Ⅰ種は人事労務・経営幹部、Ⅱ種は管理職、Ⅲ種は一般社員向けです。
  • 受験料
    Ⅰ種11,550円/Ⅱ種7,480円/Ⅲ種5,280円です。教材は別に、自分で選んで用意します。
  • 試験の受け方
    年2回、全国15都市の会場で一斉に実施されます。Ⅰ種は秋の回のみです。

こころ検定®2級(メンタルケア心理士®)

  • 学べること
    精神医科学(精神障害・発達心理学など)、精神解剖生理学、カウンセリングの基本技法を学べます。
  • 受検料
    7,700円です。合格後、条件を満たしてメンタルケア心理士®に登録する場合は、別に6,100円かかります。
  • 試験の受け方
    決められた受検期間内に、テストセンターで受けます。

>メンタルケアの資格とは?146人が実際に選んだ基準と選び方

職場の制度や対策の仕組みを、立場に合わせて学びたいならメンタルヘルス・マネジメント®検定試験。精神医学の知識を本で学び、テストセンターで確かめたいならこころ検定®が近い選択肢です。

国家資格|公認心理師・精神保健福祉士

メンタルヘルスの分野の国家資格は、公認心理師と精神保健福祉士です。どちらも、大学や養成施設で決められた科目を学ぶことが前提になります。

  • 公認心理師
    心理の専門職の国家資格です。大学と大学院で必要な科目を学ぶのが基本のルートです(ほかに大学+実務経験のルートなど)。受験手数料は28,700円(第10回)、登録に22,200円かかります。
  • 精神保健福祉士
    精神障害のある人の相談援助を行う、福祉の国家資格です。福祉系の大学や養成施設で指定科目を学びます。受験手数料は28,910円(第29回)です。

いまの仕事や家庭で、心の不調への気づき方や関わり方を学びたいなら、働きながらでも学べる講座型の民間資格や検定が近い選択肢です。

>メンタルヘルスの資格は国家資格?民間資格との違いと選び方

精神疾患やうつについて学べる資格は?

精神疾患やうつについて学べる資格には、国家資格の公認心理師・精神保健福祉士と、メンタルヘルス支援士、JADP認定メンタル心理カウンセラー®、こころ検定®2級などの民間資格・検定があります。

同僚が心の不調でつらそうにしている、家族がうつと診断された。そんなとき、病気のことを知りたいと思うのは自然なことです。知識があると、相手の様子の変化にも気づきやすくなります。

公認心理師と精神保健福祉士は、心理や福祉の専門職として働くために、大学や養成施設で時間をかけて精神疾患を深く学ぶ資格です。一方で、身近な人のためにいまから学び始めたいなら、働きながらでも自分のペースで進められる民間資格や検定が向いています。ここでは、その中から精神疾患について学べるものを紹介します。

  • メンタルヘルス支援士
    精神疾患の基礎知識に加えて、傾聴を中心としたカウンセリングの基本まで学べます。うつなどの病気の特徴を知っておくと、相手の様子の変化に気づく土台になります。
  • JADP認定メンタル心理カウンセラー®
    精神医学とカウンセリングの基礎を学べます。心理学も含めて、心の仕組みを幅広く知りたいときに向いています。
  • こころ検定®2級
    精神医科学とカウンセリングの基本技法を学べます。本で学んで、テストセンターで知識を確かめる形です。

病気の知識だけでなく、身近な人への接し方まで学びたいなら、話の聴き方もいっしょに学べるかを見ておくと安心です。

メンタルヘルスの資格を仕事や家庭で活かす

メンタルヘルスの資格で学んだことは、特別な場面だけでなく、毎日の関わりの中で活かせます。

  • 職場で
    同僚や部下の様子の変化に気づいて、声をかけられます。相談を受けたときも、途中でさえぎらずに最後まで話を聴けます。
  • 人と関わる仕事で
    お客さまや利用者さん、保護者の方の不安を、まず気持ちから受け止められます。
  • 家庭で
    家族の不調に早めに気づき、責めずに支えられます。つらそうなときに、どう声をかければいいかも分かるようになります。

「あのとき、どう声をかければよかったんだろう」と悩んできた方ほど、学んだことが身近な人の支えになる場面が増えていきます。

メンタルヘルス支援士について

当協会が認定している「メンタルヘルス支援士」は、職場や家庭で人と関わる方が、心の不調への気づき方と関わり方を学べる民間資格です。

学べる内容|精神疾患の基礎からカウンセリングの基本まで

うつなどの精神疾患の基礎知識、発達障害、認知行動療法に加えて、傾聴を中心としたカウンセリングの基本姿勢や、カウンセリングに役立つ心理学のテクニックまで順番に学べます。職場で同僚や部下と関わる方はもちろん、家庭で家族を支えるときにも活かせる内容です。

周りに関わった大人身内の精神疾患の症状など思い出しながら勉強しました。また、職場にいる気になる方への対応など関わり方を見直す機会となりました。(40代)

とてもわかりやすく実用的で魅力的な内容だったため、1日で読み進めることができました。身近な人の具体的なサポートにつなげていける内容だと思いました。(40代)

受講のきっかけ|身近な人を支えたいという思いから

当協会の受講前アンケートでは、回答した146人のうち86人(約6割)が「身近に精神疾患や症状のある方がいる(過去にいた)」ことを受講のきっかけに挙げています。自分の経験をきっかけに、今度は誰かを支えたいと学び始めた方もいます。

私自身がメンタル疾患で人生のどん底気分を経験したことがあります。家族をはじめ、周囲の人や環境に恵まれて回復し、今度は自分が誰かを支えたいと思ったことがきっかけで受講しました。(30代)

受講後のアンケートでは、回答した248人のうち247人が「受講してよかった」と答えています。2026年には「日本の資格・検定AWARDS 2026」の総合アクセス部門で第2位に選ばれました。

職場や家庭の大切な人の心の不調に気づき、話を聴いて支えられるようになりたい。そんな方の学びの一つとして、検討していただけたらうれしいです。

>メンタルヘルス支援士の詳細について

Q&A|メンタルヘルスの資格のよくある質問

Q1:メンタルヘルスの国家資格はありますか?

あります。公認心理師と精神保健福祉士です。どちらも大学や養成施設で決められた科目を学ぶことが前提です。心の不調への関わり方を学びたいなら、働きながらでも学べる講座型の民間資格や検定が近い選択肢です。

Q2:精神疾患について学べる資格はありますか?

あります。国家資格の公認心理師・精神保健福祉士は、専門職として大学や養成施設で深く学びます。身近な人のためにいまから学ぶなら、働きながらでも学べるメンタルヘルス支援士、JADP認定メンタル心理カウンセラー®、こころ検定®2級などの民間資格・検定が向いています。

Q3:働きながら取れるメンタルヘルスの資格はありますか?

あります。講座型の民間資格の多くは通信講座で学んで自宅で受験でき、検定は試験日に向けて自分のペースで勉強できます。メンタルヘルス支援士は、テキストと同じ内容をスマホでも学べて、試験もスマホで24時間受けられます。

まとめ|メンタルヘルスの資格一覧から学びたいことで選ぶ

メンタルヘルスの資格を選ぶときに確かめたい3つのポイント
  • メンタルヘルスの資格は、講座型の民間資格・検定・国家資格の3つに分かれる
  • 精神疾患やうつは国家資格でも学べる。働きながらでも学べるのは、メンタルヘルス支援士、JADP認定メンタル心理カウンセラー®、こころ検定®2級など
  • 国家資格は公認心理師と精神保健福祉士。講座型の民間資格や検定なら働きながらでも学べる

身近な人の心の不調が気になって調べ始めたなら、その気持ちがもう、支える力の第一歩です。この記事が、あなたに合う資格を見つけるきっかけになれば幸いです。

【注意事項】

費用や試験の受け方は、2026年9月16日・24日(メンタルヘルス支援士・メンタルヘルス・マネジメント®検定試験・こころ検定®・JADP・公認心理師・精神保健福祉士は2026年10月12日)に各公式サイトで確認した内容です。変わることがあるため、申し込む前に各公式サイトでご確認ください。受講者の声と「受講してよかった」の数字は当協会の受講後アンケート(2025年3月〜2026年8月・回答248件)、受講のきっかけの数字は受講前アンケート(2025年2月〜2026年7月・回答146件)によるものです。「メンタルヘルス・マネジメント」は大阪商工会議所の登録商標です。

参考

メンタルヘルス支援士バナー