メンタルヘルスの資格はどれがいい?目的別のおすすめを4つの質問でご案内

メンタルヘルスの資格を調べてみると、「検定」「心理カウンセラー」「心理士」と、名前の似た資格がたくさん出てきますよね。

職場の人間関係で悩んでいる同僚が気になる、家族の心の不調にどう関わればいいか知りたい。そんな思いから調べ始めたのに、比較サイトごとに「おすすめ」が違って、かえって迷ってしまった方も多いと思います。

この記事では、4つの質問に答えるだけで目的に近い資格が分かる案内を用意しました。そのうえで、目的別の選び方と、費用・受け方の違いをご紹介します。

  • 4つの質問で、自分に近い資格を確かめる
  • メンタルヘルスの資格の種類と、目的別の選び方
  • 費用・試験の受け方の違い
メンタルヘルス支援士 公式サイト

まず4つの質問に答えて近い資格を確かめてください

学ぶ目的、学びたいこと、予算、試験を受ける場所の4つをお聞きします。答えると、近い資格が表示されます。

4つの質問で、近い資格を案内します
順位をつけるものではありません。目的・学びたいこと・予算・受け方に合わせて、近い資格をお返しします。メンタルヘルス支援士は当協会が認定する資格ですが、行き先には他の団体の資格も含めています。
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メンタルヘルスを学ぶいちばんの目的はどれですか?

この案内は、資格に順位をつけるものではありません。案内の中のメンタルヘルス支援士は、当協会が認定する資格です。

メンタルヘルスの資格の種類|検定・民間資格・国家資格

メンタルヘルスの資格は、大きく3つに分かれます。

  • 検定
    受験料を払って試験を受ける形です。教材は自分で選んで用意するので、費用を抑えて知識を確かめたいときに向いています。メンタルヘルス・マネジメント®検定試験、こころ検定®などがあります。
  • 講座型の民間資格
    教材と試験がセットになった通信講座で学ぶ形です。何から学べばいいか迷わずに、働きながらでも自分のペースで進められます。メンタルヘルス支援士、JADP認定メンタル心理カウンセラー®などがあります。
  • 国家資格
    心理職の国家資格は公認心理師です。大学と大学院で必要な科目を学ぶことが前提で、心理の専門職として医療機関や学校などで働くための資格です。

主な資格を一覧にしました。

資格種類取るまでの総額
メンタルヘルス支援士講座型の民間資格40,260円(登録料・更新料なし)
心理カウンセラー ベーシック(ユーキャン)講座型の民間資格44,000円
JADP認定メンタル心理カウンセラー®(キャリカレ)講座型の民間資格64,400円(受験料を含む)
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験(Ⅲ種/Ⅱ種)検定受験料5,280円/7,480円(教材は別)
こころ検定®2級(メンタルケア心理士®)検定受検料7,700円(心理士®の登録は別に6,100円と条件)
産業カウンセラー(2級)養成講座+試験約40万円(講座352,000円+受検料44,000円)
公認心理師国家資格大学・大学院の学費+受験手数料28,700円+登録22,200円

>メンタルヘルスの資格は国家資格?民間資格との違いと選び方

メンタルヘルス資格はどれがいい?学ぶ目的で選びます

メンタルヘルス資格はどれがいい?学ぶ目的で選ぶ図

メンタルヘルスの資格は、何のために学ぶかで選ぶと迷いにくくなります。目的ごとに、近い資格と選び分けの目安をまとめました。

職場で同僚や部下や自分に役立てたいなら

最近元気のない同僚が気になる、部下にどう声をかければいいか分からない。職場で人と関わっていると、そんな場面は少なくないと思います。

  • メンタルヘルス支援士
    「最近ミスが増えた」「口数が減った」といった同僚や部下の小さな変化に気づき、声のかけ方や話の聴き方まで学べます。うつなどの心の不調の基礎を知っておくと、無理に励まさず、休むことや相談をすすめる判断もしやすくなります。
  • メンタルヘルス・マネジメント®検定試験
    会社として取り組むメンタルヘルス対策の仕組みを、立場ごと(Ⅰ種:人事労務・経営幹部/Ⅱ種:管理職/Ⅲ種:一般社員)に学べます。管理職として部下のケアの進め方を押さえたいときや、人事の担当として社内の対策を整えたいときに役立ちます。

職場の制度や対策の仕組みを立場に合わせて学び、会場で試験を受けたいならマネジメント検定。同僚や部下の不調に気づいて、話を聴いて支える関わり方まで学びたいならメンタルヘルス支援士、というのが選び分けの目安です。

家族や身近な人への関わり方を学びたいなら

家族がつらそうなのに、何を言えばいいのか分からない。毎日そばにいるからこそ、悩んでしまうこともありますよね。

  • メンタルヘルス支援士
    傾聴を中心としたカウンセリングの基本に加えて、うつや発達障害の基礎、考え方のくせに気づく認知行動療法まで学べます。家族の言動を「わざと」ではなく症状や特性として受け止められるようになり、責めずに話を聴く関わり方につながります。
  • JADP認定メンタル心理カウンセラー®
    心理学やカウンセリング、精神医学の基礎を幅広く学べます。心の仕組みをひと通り知ったうえで、家族の気持ちを理解したいときに向いています。
  • こころ検定®
    本で学んで、テストセンターで検定を受けます。2級では精神医学やカウンセリングの基本技法を学び、合格して登録の条件を満たすとメンタルケア心理士®を名乗れます。自分のペースで知識を確かめたいときに向いています。

本で自分のペースで学び、検定で確かめたいならこころ検定®。教材と試験がセットの講座で、心の不調の基礎と関わり方を一緒に学びたいならメンタルヘルス支援士やJADP認定メンタル心理カウンセラー®が近い選択肢です。

相談を受ける仕事に役立てたいなら

仕事で相談を受けることが増えてきて、「もっとちゃんと聴けるようになりたい」と感じている方もいると思います。

  • メンタルヘルス支援士
    傾聴を中心としたカウンセリングの基本姿勢と、カウンセリングに役立つ心理学のテクニックを学べます。お客さまや利用者さん、後輩から相談を受けたときに、途中でさえぎらずに最後まで聴き、気持ちを受け止める土台になります。
  • 産業カウンセラー
    養成講座で人と組んで面接の練習を重ね、実技試験まで受けます。働く人の相談を受ける場面で、面接の進め方を実践的に身につけたいときに向いています。

まず聴き方の土台を、働きながら通信で身につけたいならメンタルヘルス支援士。時間と費用をかけて、人と組んでのロールプレイまで経験したいなら産業カウンセラー、というのが目安です。

心理職を本職にしたいなら

病院などで心理の専門職として働きたいなら、国家資格の公認心理師や、臨床心理士の道を調べてください。どちらも大学や大学院で学ぶことが前提です。

>臨床心理士・公認心理師との違いを徹底比較。あなたに必要なのはどちらの資格

学びたい内容で選ぶ|職場の仕組み・心の不調・話の聴き方

同じ「メンタルヘルス」の資格でも、中心になる内容は違います。

  • 職場のメンタルヘルス対策の仕組み(セルフケアやラインケアなど)を学びたいなら、メンタルヘルス・マネジメント®検定試験
  • 心の不調(うつ・発達障害など)と関わり方を学びたいなら、メンタルヘルス支援士、こころ検定®、JADP認定メンタル心理カウンセラー®
  • 話の聴き方(傾聴・カウンセリング)を学びたいなら、メンタルヘルス支援士、JADP認定メンタル心理カウンセラー®、心理カウンセラー ベーシック、産業カウンセラー

気になる資格が見つかったら、公式サイトで講座や検定の目次を見て、知りたいことが入っているかを確かめるのがいちばん確実です。

費用は登録料や更新料も含めた総額で比べます

広告で目に入りやすいのは受講料や受験料ですが、教材費や登録料が別にかかる資格もあります。取ったあとに更新料が必要なものもあります。

検定は受験料が手ごろなぶん、教材を自分で用意します。講座型の民間資格は、教材と試験がセットになっているものが多くあります。比べるときは、合格して名乗るまでに実際にかかる金額を足して見るのがおすすめです。

>【コスパ重視】心理カウンセラー資格を費用で比較!安くて役立つおすすめ資格一覧

試験は会場で受けるか自宅で受けるかで選びます

検定は、決まった日に会場やテストセンターで受ける形が中心です。試験日がそのまま勉強の目標になります。

講座型の民間資格には、自宅で受けられるものが多くあります。仕事や子育てで予定が読みにくい方は、自宅やスマホで好きな時間に受けられるかを見ておくと安心です。

メンタルヘルス支援士について

当協会が認定している「メンタルヘルス支援士」は、職場や家庭で人と関わる方が、心の不調への気づき方と関わり方を学べる民間資格です。

学べる内容|カウンセリングの基本から心の不調の基礎まで

傾聴を中心としたカウンセリングの基本姿勢や、カウンセリングに役立つ心理学のテクニックに加えて、うつなどの精神疾患の基礎知識、発達障害、認知行動療法まで、順番に学べます。職場で同僚や部下と関わる方にも、家庭で家族を支える方にも使える内容です。

発達障害の子どもを抱え、日々悩む事が多い中、少しでも知識を増やし、子どものメンタルヘルスを安定させたいと思い受講させて頂きました。内容が知らない事ばかりで覚えるのに大変苦労しましたが、役に立つ内容ばかりだったので、受講して本当に良かったです。職場の保育園でも学んだことを生かしていきたいと考えております。(40代)

勉強のきっかけは我が子への良い接し方を学びたいという思いからでしたが、子どもだけでなく、様々な場面でいかせそうな内容でした。少し意識するだけでコミュニケーションが今よりも良くなりそうです。(30代)

職場でも家庭でも活かせる|身近な人との関わり方が変わる

学ぶのは、特別な場面だけで使う知識ではありません。同僚や部下、お客さま、家族など、毎日関わる人の心の不調に気づき、話を聴くときにそのまま使えます。

職場では上司に対して、また、初対面の人に対する接し方など、ここで習得したことが少し生かすことができ、なるほどなーと思うことがありました。(30代)

受講後のアンケートでは、回答した248人のうち247人が「受講してよかった」と答えています。2026年には「日本の資格・検定AWARDS 2026」の総合アクセス部門で第2位に選ばれました。

職場でも家庭でも、身近な人の心の不調に気づき、話を聴いて支えられるようになりたい。そんな方の学びの一つとして、検討していただけたらうれしいです。

>メンタルヘルス支援士の詳細について

Q&A|メンタルヘルスの資格のよくある質問

Q1:メンタルヘルスの資格はどれがいいですか?

目的によって近い資格が変わります。職場のメンタルヘルス対策の仕組みを学ぶならメンタルヘルス・マネジメント®検定試験。職場や家庭で身近な人の心の不調に気づき、話を聴いて支えたいならメンタルヘルス支援士。人と組んでの実習まで経験したいなら産業カウンセラーが近い選択肢です。この記事の4つの質問で、自分に近い資格を確かめてみてください。

Q2:働きながら取れるメンタルヘルスの資格はありますか?

あります。検定は試験日に向けて自分のペースで勉強でき、講座型の民間資格の多くは、通信講座で学んで自宅で受験できます。メンタルヘルス支援士は、テキストと同じ内容をスマホでも学べて、試験もスマホで24時間受けられます。

Q3:メンタルヘルスの資格は仕事に役立ちますか?

履歴書に書けるほか、職場で同僚や部下の様子の変化に気づいたり、相談を受けたときに話を最後まで聴いたりする場面で役立ちます。お客さまや利用者さんの不安を受け止めるときにも使えます。

まとめ|メンタルヘルスの資格は目的から選ぶ

メンタルヘルスの資格を選ぶときに確かめたい3つのポイント
  • メンタルヘルスの資格には、検定・講座型の民間資格・国家資格がある
  • いちばん大きく分かれるのは目的。職場の仕組みを学ぶならマネジメント検定、心の不調に気づき支える関わり方ならメンタルヘルス支援士、実習までなら産業カウンセラー
  • 費用は登録料・更新料も含めた総額で、試験は会場か自宅かで比べる

メンタルヘルスを学びたいと思った気持ちは、身近な誰かを大切に思う気持ちから来ていることが多いと思います。この記事が、あなたに合う資格を見つけるきっかけになれば幸いです。

【注意事項】

費用や試験の受け方は、2026年9月16日・24日(メンタルヘルス支援士と公認心理師は2026年10月12日)に各公式サイトで確認した内容です。変わることがあるため、申し込む前に各公式サイトでご確認ください。受講者の声と「受講してよかった」の数字は、当協会の受講後アンケート(2025年3月〜2026年8月・回答248件)によるものです。「メンタルヘルス・マネジメント」は大阪商工会議所の登録商標です。

参考

メンタルヘルス支援士バナー