独学で後悔する前に!メンタル心理カウンセラーの受験資格・費用と最安受講のポイント

メンタル心理カウンセラーの資格を、できれば本やネットの情報だけで取りたい。費用もなるべく抑えたい。そう考えて調べ始めると、「独学で取れる」「意味ない」という正反対の言葉が並んでいて、判断に迷う方が多いと思います。

この記事ではそれらを解決できるよう、メンタル心理カウンセラーを取るかどうかを決めるための材料を、公式に公表されている情報をもとに整理します。

たとえば、

  • メンタル心理カウンセラーの受験資格と、独学が成り立たない理由
  • 受験料と講座の受講料を分けて見る費用の考え方
  • 「意味ない」と言われるときに確かめたい3つのこと
  • 在宅で受けられる同じ形式の資格と並べたときの違い

といった内容です。

>心理カウンセラー資格は独学で取れる?知らずに学んで取れなかった落とし穴

心理カウンセラーの資格をお探しの方へ

話すのが苦手でも、聴く力から学べます

人の話を聴くのに話し上手である必要はありません。相手の気持ちを受け止める聴き方を、スマホでマイペースに学べます。試験も自宅で受けられるので、家庭や仕事の合間にも始めやすい資格です。

どんな内容か見てみる

独学だけでは受験できない資格です

JADP認定メンタル心理カウンセラー®は、独学だけでは受験できません。認定団体が指定する教育機関の講座を最後まで修了することが、受験の条件になっているからです。

そのため費用も、受験料だけでなく講座の受講料と合わせて考える必要があります。合計でいくらになるのか。そして「意味ない」と言われるのはどんなときなのか。このあと、費用の内訳と、意味があるかどうかを確かめる3つのことを順に見ていきます。

独学だけでは受験できない資格です

メンタル心理カウンセラーの正式な名前は「JADP認定メンタル心理カウンセラー®」で、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格です。公式サイトに掲載されている主な条件をまとめると、次のとおりです。

項目公式サイトの内容
認定団体一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)
受験資格協会が指定する認定教育機関等の教育訓練で、全カリキュラムを修了した人
受験料5,600円(税込)
試験の受け方カリキュラム修了後、随時、在宅で受験
合格基準得点率70%以上
結果が届くまで答案の受付から約1か月
学ぶ範囲カウンセリング・クライエント・心理学・精神医学のそれぞれの基礎知識

※一般財団法人 日本能力開発推進協会の公式サイトで2026年9月16日に確認した内容です。条件や金額は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトでご確認ください。

ポイントは受験資格です。協会が指定した教育機関の講座を修了していなければ、受験そのものができません。市販の心理学の本をどれだけ読んでも、この資格の受験資格は得られない仕組みです。

「独学で取れる」という情報を見かけた場合、その多くは「通学せずに、通信講座で自分のペースで進められる」という意味で使われています。教室に通わないという意味での独学は成り立ちますが、講座を使わずに本だけで進めるという意味での独学は成り立ちません。この2つを分けて考えると、情報の食い違いに振り回されずに済みます。

なお、同じ協会には上位の「JADP認定上級心理カウンセラー®」もあり、こちらは心理療法の基礎知識やカウンセリングの運営、クライエントへの対応を扱います。また、名前の似た「産業カウンセラー」は別の団体が実施する別の資格なので、調べるときに混同しないよう注意してください。

費用は受験料と講座の受講料を合わせて見ます

公式サイトに書かれている受験料は5,600円(税込)です。この金額だけを見ると安く感じますが、先ほどのとおり受験には講座の修了が必要なので、実際にかかる費用は「講座の受講料+受験料」になります。

ところが、協会の公式サイトには講座の受講料は掲載されていません。講座は認定教育機関が運営しているため、受講料は講座を申し込む教育機関のページで確認することになります。比較サイトなどに載っている金額は、時期によって変わっていることがあります。申し込む前に、必ず講座の公式ページで最新の金額を確かめてください。

費用を比べるときに見落としやすいのが、再受験の扱いです。公式サイトのよくある質問によると、再受験するときは毎回申し込みと受験料の振り込みが必要です。1回で合格できなかった場合は、受験料がもう一度かかると考えておきましょう。合格認定証を再発行する場合も、1資格につき4,500円(税込)の手数料がかかります。

一方で、公式サイトの確認できる範囲では、認定料や更新料についての記載は見当たりませんでした。取得後にかかる費用があるかどうかは、講座の申し込み前に協会か教育機関に確認しておくと安心です。

講座を申し込む前に、教育機関に次の4つを確かめておくと、あとから「思っていたより費用がかかった」となりにくくなります。どれも協会の公式サイトだけでは分からない項目です。

  • 受講料に受験料が含まれているか(含まれていなければ、別に5,600円がかかります)
  • 標準の学習期間と、サポートを受けられる期間(期間を過ぎると質問や添削が受けられないことがあります)
  • 添削や質問の回数に上限があるか
  • 不合格だった場合に、講座の側で再受験の支援があるか

この4つを並べて見ると、同じ資格を目指す講座でも、実際に払う金額と受けられる支えは少しずつ違います。受講料の安さだけで選ばず、合格までに必要な支えが含まれているかで比べてください。

いちばん安く受講するための3つのポイント

受講料をできるだけ抑えたい場合も、近道は「正規の窓口で、割引の時期に申し込む」ことです。

  • 講座は教育機関の公式サイトから申し込む:受験資格は「当協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者」です。WEB試験には認定教育機関で発行された受講生番号も必要なので、フリマサイトなどで教材だけを買っても受験できません。安く手に入れた教材が、講座代の節約にはならない点に注意してください
  • 割引キャンペーンの時期を確かめる:キャリカレのメンタル心理カウンセラー資格取得講座は、2026年10月7日の確認でAコース(学習サポート期間800日)が「74% OFF」、通常価格78,800円が割引特価19,800円(10月15日まで)でした。割引は時期や対象のコースが入れ替わるため、申し込む直前に公式サイトの表示を確かめてください
  • 割引後の総額で比べる:講座の受講料に受験料5,600円が含まれていない場合は、別に必要です。上の例では、割引特価19,800円に受験料を足した総額は25,400円になります。割引の対象外のコースは通常価格のままなので、コース名と含まれるものも一緒に確かめましょう

>メンタルヘルス系資格の費用相場は?10資格で約75倍の開きがあった

意味ないと言われるときに確かめたい3つのこと

「メンタル心理カウンセラー 意味ない」「役に立たない」と検索される方は、お金と時間をかけたのに何にも使えなかった、という事態を避けたいのだと思います。その心配はもっともです。判断するために、次の3つを先に確かめておきましょう。

1つ目は、心理カウンセラーという仕事に資格は要らないという事実です。「心理カウンセラー」を名乗ることや、相談を受ける仕事をすること自体に、法律で決められた資格はありません。国家資格の公認心理師は名称の使用が法律で制限されていますが、民間の心理カウンセラー資格は、取っても取らなくても「できる仕事」は変わりません。

ここを知らずに「この資格があればカウンセラーとして働ける」と期待して取ると、あとで「意味がなかった」と感じやすくなります。資格の価値を下げる話ではなく、期待する役割を最初に正しく置いておくための確認です。反対に、ここを分かったうえで取るのであれば、資格の役割は「学んだことの区切り」と「学んだ内容を人に説明する材料」になります。

2つ目は、履歴書に書けるかどうかです。協会の公式サイトのよくある質問では、資格名を履歴書に書くことができると案内されています。ただし、書けることと、応募先がそれをどう評価するかは別です。厚生労働省の職業情報サイト「job tag」でも、医療福祉分野のカウンセラーの関連資格として挙げられているのは臨床心理士・公認心理師・精神保健福祉士です。この資格だけで心理職に就くことを目的にすると、期待とずれやすくなります。

3つ目は、学ぶ範囲が自分の使いたい場面と合っているかです。メンタル心理カウンセラーの学ぶ範囲は、カウンセリング・クライエント・心理学・精神医学の基礎知識です。家族や職場の人の話を聴く場面、接客や対人の仕事で相手の気持ちを理解したい場面など、日常の中で使う目的であれば、学ぶ範囲と目的が重なります。

つまり「意味ない」かどうかは、資格そのものではなく、何を期待して取るかで決まります。仕事の肩書きを得るためなら期待とずれやすく、学びを日常や今の仕事に持ち帰るためなら期待と合いやすい、というのが公式情報から言える整理です。

>心理カウンセラー資格は意味ない?と言われる理由と民間資格が役立つワケとは

講座と試験の関係で比べると違いが見えます

在宅で学び、在宅で受験できる民間資格はほかにもあります。同じ形式の資格と並べると、メンタル心理カウンセラーの特徴がはっきりします。

ここでは、メンタルヘルス支援士と並べます。メンタルヘルス支援士は当協会が認定する資格です。比べる側の当事者であることを先にお伝えしたうえで、どちらが上かではなく、何が違うかを公式に公表されている事実だけで並べます。

項目メンタル心理カウンセラーメンタルヘルス支援士
認定団体一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)一般社団法人 人間力認定協会(当協会)
受験資格認定教育機関の講座を修了特になし(受講した教材で学んで受験)
費用(税込)講座の受講料(教育機関で確認)+受験料5,600円受講料35,200円+試験料5,060円=40,260円(登録料・更新料なし)
受け方カリキュラム修了後、随時在宅で受験受講期限8カ月のうち、24時間いつでも自宅からオンラインで受験
合格基準得点率70%以上50問中35問以上の正解
結果が分かる時期答案の受付から約1か月試験が終わった時点で画面に表示
学ぶ範囲カウンセリング・クライエント・心理学・精神医学の基礎知識精神疾患の基礎知識・発達障害・認知行動療法・カウンセリング・心理テクニック

※メンタル心理カウンセラーは一般財団法人 日本能力開発推進協会の公式サイト、メンタルヘルス支援士は当協会の公式サイトで、いずれも2026年9月16日に確認した内容です。

いちばん大きな違いは、講座と試験の関係です。メンタル心理カウンセラーは「講座を運営する教育機関」と「資格を認定する協会」が分かれていて、講座を修了した人が協会の試験を受けます。メンタルヘルス支援士は、教材から試験まで同じ協会が用意しています。

分かれている形には、講座を選べる幅があるという利点があります。一方で、費用やサポートの内容は講座ごとに違うため、比べる手間がかかります。反対に、教材から試験まで同じ協会が用意している形は窓口が1つで分かりやすい代わりに、講座を選ぶ幅はありません。どちらが合うかは、講座を自分で選びたいか、窓口が1つのほうが楽かによって変わります。

学ぶ範囲も少しずつ違います。メンタル心理カウンセラーはカウンセリングやクライエントの理解に重心があり、メンタルヘルス支援士は精神疾患や発達障害の知識と、認知行動療法などの具体的な関わり方までを扱います。受講を終えた方のアンケートには、学んだことをすぐ使いたいという声がありました。

実践的な内容を勉強でき、日常にすぐにでも実践していきたいと思います。

50代の方の回答です。どちらの資格を選ぶにしても、「日常のどの場面で使いたいか」を先に決めておくと、学ぶ範囲が合っているかを判断しやすくなります。

在宅で受けられる資格は受ける日を自分で決めます

メンタル心理カウンセラーもメンタルヘルス支援士も、決まった試験日に会場へ行く必要はありません。仕事や子育てで予定が読みにくい人にとっては大きな利点です。

その反面、試験日という締め切りがないので、受ける日を自分で決めない限り、学習は後回しになりがちです。在宅で受けられる資格を選ぶなら、申し込んだ時点で「いつ受験するか」を先に決めておくことが、費用を無駄にしないいちばんの工夫です。

目安として、当協会の試験の記録を紹介します。受講期限8カ月のメンタルヘルス支援士の合格者266人では、教材の発送から合格までの日数の中央値は101日でした。およそ3か月半で、受講期限の半分を使わずに合格している人が半数いることになります。

メンタル心理カウンセラーの場合は、講座のカリキュラムを修了してから受験するため、講座ごとの標準学習期間に加えて、答案を出してから結果が届くまでの約1か月を見込んでおくと計画が立てやすくなります。履歴書に書く予定がある場合は、この1か月も含めて逆算してください。

計画の立て方は、どちらの資格でも同じです。まず受験したい月を決め、そこから結果が出るまでの期間を引き、残りの週数で教材を割ります。たとえば3か月後に受験するなら、1週間にどの章まで進めるかを最初に書き出しておきます。忙しくなる時期が分かっている場合は、その前に受験日を置くと、途中で止まってもやり直しがききます。在宅で受けられる形式は、この「自分で決めた締め切り」を守れるかどうかで、かかる期間が大きく変わります。

目的から見るとどちらが近いか

目的から見るとどちらが近いか

ここまでの内容を、目的ごとにまとめます。どちらが上ということはなく、何を重視するかで近い選択肢が変わります。

あなたの目的近い選択肢理由
カウンセリングやクライエント理解の基礎を学びたいメンタル心理カウンセラー学ぶ範囲の中心がカウンセリングとクライエントの基礎知識
講座をいくつかの中から選びたいメンタル心理カウンセラー講座を運営する教育機関と認定団体が分かれている
さらに上位の資格まで続けて学びたいメンタル心理カウンセラー同じ協会に上級心理カウンセラーがある
精神疾患や発達障害の知識まで学びたいメンタルヘルス支援士精神疾患の基礎知識・発達障害・認知行動療法を扱う
教材から試験までの窓口を1つにしたいメンタルヘルス支援士教材と試験を同じ協会が用意している
心理職を本職にしたいどちらでもなく公認心理師・臨床心理士民間資格では代わりにならない

心理職を本職にしたい場合は、どちらの民間資格でもなく、国家資格の公認心理師や臨床心理士の道を先に確かめてください。そのうえで、日常や今の仕事に学びを持ち帰る目的であれば、学ぶ範囲と講座の選び方で比べると、自分に合った資格を無理なく続けられます。

メンタルヘルス支援士について

ここまで、メンタル心理カウンセラーの受験資格と費用、在宅で受けられる資格どうしの違いをご紹介してきました。

資格選びと合わせて、ご家族や職場の同僚、支援の現場で働く方々の間でも、メンタルヘルスへの理解を深めるための学びが広がっています。

当協会が認定する「メンタルヘルス支援士」は、精神疾患の基礎知識、大人の発達障害、認知行動療法、傾聴を中心としたカウンセリングの基本姿勢などを、体系的に学べる民間資格です。2026年には「日本の資格・検定AWARDS 2026」の総合アクセス数部門で第2位に選ばれました。

資格の有無が支援の基準になるものではありませんが、身近な人と日々関わる方が、専門的な知識を身につける選択肢の一つとして知っていただけたらと思います。

>メンタルヘルス支援士の詳細について

Q&A|メンタル心理カウンセラーに関するよくある質問

Q1:メンタル心理カウンセラーは独学で取れますか?

本だけで学ぶという意味の独学では取れません。受験資格が「協会が指定する認定教育機関等の教育訓練で、全カリキュラムを修了した人」とされているため、講座の修了が必要です。通学せずに通信講座で自分のペースで進めるという意味であれば可能です。

Q2:受験料はいくらですか?

公式サイトでは5,600円(税込)と案内されています。このほかに講座の受講料がかかり、受講料は講座を運営する教育機関のページで確認します。再受験するときは、そのたびに申し込みと受験料が必要です。

Q3:資格があればカウンセラーとして働けますか?

心理カウンセラーを名乗ることや相談を受ける仕事に、法律で決められた資格はないため、この資格があるかどうかで「できる仕事」は変わりません。医療福祉分野のカウンセラーについて厚生労働省のjob tagが関連資格として挙げているのは、臨床心理士・公認心理師・精神保健福祉士です。

Q4:履歴書に書けますか?

書けます。協会の公式サイトのよくある質問で、資格名を履歴書に書くことができると案内されています。応募先でどう評価されるかは仕事内容によって変わるため、学んだ内容をどう使いたいかを添えると伝わりやすくなります。

Q5:結果はいつ分かりますか?

公式サイトのよくある質問では、答案を受け付けてから約1か月で結果が届くと案内されています。履歴書に書く時期が決まっている場合は、この期間も含めて受験日を逆算してください。

まとめ|独学で取れるかは講座の修了が条件かで決まる

  • JADP認定メンタル心理カウンセラー®は、認定教育機関の講座を修了しないと受験できません
  • 費用は講座の受講料+受験料5,600円で考え、受講料は教育機関の公式ページで確認します
  • 心理カウンセラーの仕事に法律上の資格は要らないため、何に使いたいかで意味が変わります
  • 在宅で受ける資格は、申し込んだ時点で受験日を決めておくと後回しになりにくくなります
  • 学ぶ範囲と講座の選び方で比べれば、自分の目的に合った学びを選んで長く生かせます

本記事で紹介している一次情報について

項目内容
情報の性質一般社団法人 人間力認定協会「メンタルヘルス支援士 受講後アンケート」および試験システムの記録より抜粋
データ取得者一般社団法人 人間力認定協会
調査期間2025年3月〜2026年8月
有効回答数受講後アンケート248件/受講期限8カ月の合格者266人
設問「自由にメッセージをお願いします」(受講後アンケート)/教材の発送日から合格日までの日数(試験システムの記録)
分析方法アンケートの自由記述は原文のまま引用しています。合格までの日数は、受講期限8カ月の受講者に限定して中央値を出しました
注意点アンケートは受講を終えた方の任意回答です。受講を途中でやめた方の声は含まれていません
他の資格の情報メンタル心理カウンセラーの受験資格・受験料・試験・学ぶ範囲・よくある質問は、一般財団法人 日本能力開発推進協会の公式サイトで2026年9月16日に確認した内容です

【注意事項】

この記事は、各資格の公式サイトに掲載されている情報と、当協会が収集したアンケート・試験の記録をもとにまとめたものです。受験料や条件は変更されることがあるため、申し込む前に必ず各公式サイトで最新の情報をご確認ください。どの資格が合うかは、目的や立場によって一人ひとり異なります。

参考・相談先

心理カウンセラーの資格を探す方へ|メンタルヘルス支援士