民間資格のメンタルケア・心理カウンセラー資格は意味がない?

今回は受講者からもよく質問をされる「民間資格って取って意味があるのですか?」という問いに回答していきたいと思います。数ある民間資格の中でも、メンタルケア関連や心理カウンセラー資格に焦点をあてて解説をしていきたいと思います。興味がある方、資格取得を検討されている方は是非最後までご覧ください。

民間のメンタルケア資格の種類

民間資格のメンタルケア資格にはどのような種類があるのか確認をしていきましょう。

  • 臨床心理士
  • 認定心理士
  • 応用心理士
  • 認定健康心理士
  • 精神対話士
  • メンタルヘルス・マネジメント検定
  • メンタルヘルス支援士(2025年3月より認定開始予定)

このようなものがあります。メンタルケア資格と次に紹介する心理カウンセラー資格両面の要素を持つ資格も多いので、その点はご理解ください。臨床心理士や認定心理士のように、大学(または大学院)で心理学の単位を取得していることが条件になっている資格もありますし、受験資格は特になく、通信講座を受講するだけで受験することができる資格もあります。

民間の心理カウンセラー資格の種類

民間資格の心理カウンセラー資格にはどのような種類があるのか確認をしていきましょう。

  • 産業カウンセラー
  • 日本カウンセリング学会認定カウンセラー
  • 公認ヘルスカウンセラー
  • メンタル心理カウンセラー
  • 上級心理カウンセラー
  • メンタルケアカウンセラー

こちらも様々な種類の資格があります。ビジネス上のカウンセリングを対象にしているのか、その他の場面も含むカウンセリングを対象にしているのかによってわけることもできるでしょう。メンタルケア資格と同様、対面でのレッスンがあるものから、オンラインで全てが完結するものまでさまざまな種類があります。

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メンタルケア&心理カウンセラーの国家資格

  • 精神保健福祉士
  • 社会福祉士
  • 公認心理師

中でも公認心理師は2017年に誕生したばかりの国家資格です。公認心理師とは、心理学の知識や技術を用いて、心の問題を抱える相談者に対してカウンセリングや助言、指導などの援助を行う国家資格です。公認心理師になるには、大学での取得単位、大学院での取得単位、実習時間などの要件があるため、興味があるからといって誰でもすぐに取得できる資格ではありません。

精神福祉士とは、数ある福祉分野の職業の中でも、精神的な障がいや心に何かしらの病や悩みを抱えた人へ様々な面でのサポートを行うのが精神保健福祉士です。

社会福祉士とは、身体や精神、経済などの理由で日常生活に支障のある人々を支援する国家資格の専門職です。

民間資格は意味がある?ない?

さて、本題に入りますが、民間資格は取得する意味があるのでしょうか?それともないのでしょうか?私どもの解答は当然、「意味がある」となります。

ただし前提条件や目的によっても表現は変わる可能性はありますので、そのてんもあわせて解説します。

特定の仕事に活かしたい場合は意味がないことも

例えば、精神科医になりたいのに、民間資格を取得した場合は、当然ながら「意味がない」という表現になってしまうでしょう。その他の一部の職業でも、指定された国家資格を持っていなければ、その仕事に就くことができないということがあります。そういった場合は、国家資格を取得するしか方法がありません。

就転職で有利にしたい場合は、大抵意味がある

上記のように国家資格を保有していなければいけない触手出ない場合は、民間資格であっても一定の効果があるケースが多くなります。

心理カウンセラーの場合は、未経験や無資格ではなかなか就職することはできないでしょう。ただ民間資格であっても資格を保有していることで「最低限の知識を有している」と判断される可能性はあります。その「最低限のライン」がどの程度なのかは、企業によって異なります。「臨床心理士」や「認定心理士」が最低ラインの企業もありますし、通信講座のキャリカレで受講できる「メンタル心理カウンセラー」でも良い場合もあるでしょう。

この部分を一緒くたにして「意味がない」という論調が多いのではないかと思います。実際に、通信講座で取得した民間資格を評価してもらえて、就職できたという方は大勢います。

家族や同僚へのケアが目的なら、絶対意味がある

最後は、家族や同僚など身近な方へのメンタルケアが目的である場合を確認します。

このケースの場合は、民間資格であっても十分意味があると言えるでしょう。ただ一部の方は「このケースなら、資格まで取らなくても書籍でいいでしょ」と思われるかもしれません。確かにその考え方も一理あります。書籍の中には、かなり専門的な内容を網羅しているものもあるため、それでも家族や同僚へのメンタルケアは可能です。

しかし、資格の場合は、体系的に学ぶことができ、なおかつその知識がしっかりと記憶できているかどうか試験を受ける点に着目しましょう。書籍の場合は、一通り読んで「わかったつもり」になっていたり、理解しにくいところは読み飛ばして、自分が理解できるところしか把握していないケースがあります。しかし、資格試験の場合は、基本的にはそのようなことはありません。

その為、家族や同僚へのケアを目的としている場合であっても、資格を取得する意味は十分にあると考えています。

外部リンク
国家資格じゃないと意味がない?民間資格を取得する意味とは

当協会が認定するメンタルヘルス支援士とは

私ども一般社団法人 人間力認定協会では、2025年3月より「メンタルヘルス支援士」という資格を認定開始する予定です。現在開発をしており、順調に進んでおります。

この資格は当協会が認定している、児童発達支援士や発達障害コミュニケーションサポーターという発達障害の資格受講者より、二次障害についてもっと知りたい。支援をする時のカウンセリングについて知りたいという要望を受けて開発が決定しました。

メンタルヘルス支援士を受講することで下記のようなメリットを得られるよう開発をしています。

  • 良好な人間関係を構築しやすくなります
  • 自身のメンタルヘルスを向上させることができます
  • ポジティブな考え方ができるようになります
  • 自身や近親者の精神疾患を未然に防ぐことができます
  • 悩んでいる方や苦しんでいる方に適切な支援を行うことができます
  • ビジネスの場面で、成果をあげられるようになります
  • 子育てに関する悩みやストレスが軽減します
  • 子どものいじめ、引きこもり、不登校を減らすことに貢献できます
  • 自身や子どもの自己肯定感を高めることができる
  • 発達障がい者のよき理解者になることができます
  • 発達障がい者の対人関係や業務関係のトラブルを未然に防ぐことができます

現在、開発は順調に進んでおります。準備が整い次第、当サイトまたは人間力認定協会 公式サイト」にて開講のご案内をさせていただきます。

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令和5年の自殺統計からみる発達障がい者の二次障害に潜む危険性

【まとめ】民間資格のメンタルケア・心理カウンセラー資格は意味がない?

以上となります。

「意味がない」という言葉を聞くと、せっかく勉強しようかなと思っていた気持ちもうせてしまうでしょう。知識は財産です。

意味があるかないかを決めるのは他者ではなく自身でしょう。

意味があると感じている方は、是非様々な資格の中から、自身にぴったり合った資格を選んでみましょう!

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