この記事では当協会(一般社団法人 人間力認定協会)の「メンタルヘルス支援士」資格についてご紹介いたします。どのような内容を学ぶことができるのか、試験の難易度や問題数などを公式からアナウンスさせていただきます。
メンタルヘルス支援士の概要
はじめにメンタルヘルス支援士の概要を紹介させていただきます。
メンタルヘルス支援士とは?
メンタルヘルス支援士は、精神疾患患者や発達障がい者、メンタルヘルス(心の健康)に不調をきたしている方に、どのような働きかけをすればメンタルヘルスを良い状態に変えたり、悪化を防ぐことができるのかを体系的に学び、認定する資格試験である。精神疾患の特徴や治療に用いられる心理療法、傾聴・受容・共感を基礎としたカウンセリング、日常的に活用できる心理学テクニックを体得し、被支援者に適切な支援をすることが目的である。
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受験資格は?
受験資格は特にありません。学歴、経歴、年齢など条件は一切ありませんのでどなたでも受験可能です。ただし、人間力認定協会が販売している「メンタルヘルス支援士講座」の受講が必須となります。そのため講座を受講せず試験だけ受けるということはできませんのでご了承ください。
教材の種類は?
教材は「テキスト」「ワークブック」「試験対策動画(オンラインorDVD)」の3種類となります。このボリューム感は、人間力認定協会が認定する他の資格(児童発達支援士や発達障害コミュニケーションサポーター、SSTスペシャリスト)と同じ構成となっております。
これまでの統計をもとに考えると、受講時間はおよそ20時間~30時間程度となるでしょう。1日1時間学習できれば1カ月程度で合格を目指せるようなボリューム感となります。
[↑教材イメージ]
[↑公式テキストイメージ]
[↑試験対策動画イメージ]
学習内容は?
1 章 精神疾患に関する基礎知識
1-1 精神疾患に関する各種統計
1-2 うつ病の基礎知識と支援方法
1-3 統合失調症の基礎知識と支援方法
1-4 心的外傷後ストレス症(PTSD)の基礎知識と支援方法
1-5 パニック症の基礎知識と支援方法
1-6 強迫症の基礎知識と支援方法
1-7 ボーダーラインパーソナリティ症の基礎知識と支援方法
1-8 その他精神疾患の基礎知識
2 章 発達障害と精神疾患・依存症の関係性
2-1 発達障害の基礎知識と二次障害
2-2 大人の発達障害に関する知識
2-3 自閉スペクトラム症と精神疾患・依存症
2-4 注意欠如多動症(ADHD)と精神疾患・依存症
2-5 カサンドラ症候群に関する知識
3 章 認知行動療法の種類と基礎知識
3-1 心理療法の基礎知識
3-2 弁証法的行動療法
3-3 曝露反応妨害法
3-4 認知再構築法
3-5 社会生活技能訓練(SST)
3-6 応用行動分析(ABA)
4 章 カウンセリングの基本姿勢
4-1 カウンセリングの基礎知識と注意点
4-2 ラポールを築くテクニック
4-3 傾聴スキル
4-4 受容・共感スキル
4-5 質問スキル
4-6 要約スキル
5 章 カウンセリングに役立つ心理学テクニック
5-1 心理学の概要と種類
5-2 スリーセット理論
5-3 ミラーリング
5-4 単純接触効果
5-5 スモールステップ
5-6 リフレーミング
5-7 ピグマリオン効果
5-8 決定回避の法則
5-9 心理的リアクタンス
メンタルヘルス支援士の試験概要
試験日 | オンラインにて随時(365日24時間対応) |
受験料 | 5,060円(税込) |
試験時間 | 50分 |
出題形式 | 多岐選択式(2択or4択) |
出題数 | 50問 |
合格基準 | 70%以上の正答率で合格 |
試験結果 | 試験終了後、速やかに確認することが可能 |
試験の時間や問題数、合格ライン、出題形式は、児童発達支援士と同様となります。
当協会の試験システムは、オンラインで実施できるため、試験会場に足を運ぶ必要がありません。また試験のタイミングも自身で決めることができます。そのため、子育てをしている方、仕事をしている方、介護をしている方など忙しくても大丈夫です。
ただし8カ月の受講期限がありますので、8カ月以内に受験をする必要がございます。8カ月以内であれば1カ月のタイミングで受験しても良いですし、8カ月ギリギリのところで受験してもOKです。万が一、受講期限を過ぎてしまった場合は受験できなくなりますが、有料での延長措置を取ることで受講期限を延ばすことも可能ですので、ご相談ください。
[↑認定証イメージ]
どのようなスキルが身に付く?
上記の情報が基本情報となります。特に学習内容を見て頂くとある程度どのようなスキルが身に付けれられるかイメージが出来ることでしょう。学習できる内容を大まかに表現すると以下のようになります。
- 精神疾患や発達障害の基礎知識
- カウンセリングに必要な知識
このようになります。当協会の考え方としては、障害や疾患の詳細を知ることが支援の第一歩だと捉えています。そのため、精神疾患の詳細についてもしっかりと学んでいきます。支援のする時に、その症状が相手の性格なのかそれとも障害や疾患から来るものなのかの切り分けが出来ると出来ないとでは、気持ちに大きな違いが出ることでしょう。またいじめや差別につながる恐れもあるため、しっかりと疾患についても学びます。
本資格は発達障害のことを専門的に学ぶ講座ではありませんが、発達障がい者が二次障害として精神疾患をわずらうケースも多いため、発達障害についても学習していきます。自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、限局性学習症だけでなく、大人の発達障害やカサンドラ症候群などについても学ぶことができます。この点は他社資格との大きな違いだと言えるでしょう。当協会では「児童発達支援士」という累計受講者2万名以上の資格があります。その受講者に様々な体験談を募っており、そこで得た統計情報などをもとに内容を構築しています。ここは私どもの強みだといえます。
メンタルヘルス支援士を受講することでどのようなメリットを皆様にご提供できるのかについてまとめてみました。
- 良好な人間関係を構築しやすくなります
- 自身のメンタルヘルスを向上させることができます
- ポジティブな考え方ができるようになります
- 自身や近親者の精神疾患を未然に防ぐことができます
- 悩んでいる方や苦しんでいる方に適切な支援を行うことができます
- ビジネスの場面で、成果をあげられるようになります
- 育てに関する悩みやストレスが軽減します
- 子どものいじめ、引きこもり、不登校を減らすことに貢献できます
- 自身や子どもの自己肯定感を高めることができます
- 発達障がい者のよき理解者になることができます
- 発達障がい者の対人関係や業務関係のトラブルを未然に防ぐことができます
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どのような人にお勧め?
上記を踏まえたうえで、メンタルヘルス支援士はどのような方にお勧めできる資格なのかご確認ください。
- 精神疾患者(家族や知人)が身近におり支援をしたい方
- 精神疾患者(家族や知人)はいないが、未然に防ぎたいと考える方
- 日々の生活でメンタルヘルスを向上させたい方
- 心理カウンセラーとして活動したい方
- スクールカウンセラーや相談員として、児童や保護者、教職員の支援をしたい方
- 会社内で相談役やカウンセラーの役割を担いたい方
- 心理学テクニックを活用し、営業成績を向上させたい方
メンタルヘルスに支障をきたしている人の支援をしたい方や精神疾患を未然に防ぎたい方にお勧めできます。さらに心理カウンセラーや相談役として社内外で活躍したい方にもお勧めです。そして心理テクニックを駆使して人間関係構築を上手になれるため、そういった目的で受講されるのも良いでしょう。
メンタルヘルス支援士の料金(費用)は?
メンタルヘルス支援士を受講するにあたってかかる費用は以下の通りです。
- メンタルヘルス支援士受講料 35,200円(税込)
- 試験料 5,060円(税込)
- 試験対策DVD 1,100円(税込)※希望者のみ
以上となります。試験対策DVDは希望者のみとなります。試験対策DVDと同じ内容の動画をオンラインでいつでも視聴できるようにしているので、オンライン視聴がメインの方の場合は、DVDは不要となります。
またメンタルヘルス支援士の試験料5,060円(税込)だけ支払い、試験だけ受けるということはできません。メンタルヘルス支援士講座の受講が必須となりますので、35,200円(税込)の講座にお申込みください。
サポート体制は?
メンタルヘルス支援士受講者へのサポート体制は2つございます。
- 受講者専用サポート窓口
- 受講者専用LINE
上記の体制でサポートを行っています。「受講者専用サポート窓口」では、教材に関する質問を送れるフォーム、試験申込をする窓口、領収書の自動発行、受講期限の確認や延長措置ができるようになっています。さらに受講者からよくいただく質問をまとめたコーナーもあるため、そちらを見て頂くことで、多くの疑問が解決できるようになっています。
受講者専用LINEでは、月に数回支援に役立つ情報や協会からのお知らせをお送りしています。協会からのお得な情報やクーポンも稀に発行されるので、そちらもご好評いただいております。受講者からの質問はLINEではできませんが、問い合わせフォームにすぐにジャンプできるリンクを用意してあるので、迷わずにアクセスが可能です。
受講者専用サポート窓口もLINEアカウントも、メンタルヘルス支援士専用のものをご用意しています。当協会が認定する他の資格(児童発達支援士・発達障害コミュニケーションサポーター・SSTスペシャリスト)で利用している窓口とは異なりますので、両方の講座を受講されている場合は窓口の間違いにお気を付けください。
【まとめ】メンタルヘルス支援士の内容や試験概要をご紹介
以上でメンタルヘルス支援士の紹介を終わりたいと思います。
この資格は、児童発達支援士や発達障害コミュニケーションサポーターを受講された方からのアンケートで生まれた資格でもあります。多くの方が「健やかな毎日」を過ごすことを願っています。しかし、その願いが叶っている方はごく僅かなのかもしれません。
子どものこと、仕事のこと、介護のとこ、自身の健康のこと、お金のこと、人間関係のこと、将来のことなど様々なことで悩んでいる方がいることでしょう。でも、同じような状況でも明るく毎日を過ごしている方がいるのも事実です。少し考え方を変えるだけでもしかしたら少し楽になるのかもしれません。
そういったきっかけになればと考えております。まずは一歩踏み出してみる!そのきっかけにメンタルヘルス支援士をご活用ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。