メンタルヘルス支援士資格開発までの経緯 ~二次障害を防ぐ~

この記事では、当協会が2025年3月1日より認定を行う「メンタルヘルス支援士」資格の開発に至った経緯について紹介いたします。経緯を知っていただくことで、講座の内容もイメージしやすくなると思いますので、子育てをされている方、自身や近親者のメンタルヘルスに関心がある方は是非ご覧ください。

当協会の活動内容は?

私ども一般社団法人 人間力認定協会は、これまで発達障がい児支援を中心に活動してまいりました。2020年12月に児童発達支援士資格の認定から始まり、発達障害コミュニケーションサポーター、SSTスペシャリストという資格も続々とリリースしてまいりました。

2024年末までの時点で累計受講者数は4万名をこえており、この数字は発達障がい児支援資格を扱う会社の中でも、トップクラスではないかとあらゆるメディアで取り上げて頂いております。

資格の認定だけではなく、講演会や療育施設訪問を通じて、皆様が抱えているリアルな問題点や今後の支援の課題などを共有させていただいております。

また、4万名のみなさまにアンケートをご協力いただき、沢山の療育に関するエピソードを集積しております。数百を超えるエピソードがあり、これらのエピソードは受講者の皆様全員が自由に閲覧できるようになっています。

このように当協会の活動内容は、発達障がい児の支援が中心であることがお分かりいただけるでしょう。

なぜメンタル・心理カウンセリング系の資格?

発達障がい児支援を行う私たちがなぜ今回メンタル系、心理カウンセリング関係の資格をリリースしたかについてご紹介します。

私どもは定期的に意見交換会という話し合いの場を設けています。意見交換会では、こちらが教えを説くのではなく、受講者様同士で意見を交換しているのですが、そこでよく耳にするキーワードがあったのです。

それが「二次障害」「不登校」「引きこもり」というキーワードです。

発達障害の特性や支援の方法は、資格学習を通じて理解されていたり、様々な書籍を読まれていて皆様深い知識をお持ちです。それでも子どもが「不登校気味になっている」「引きこもりの息子がいる」「二次障害でうつ病のような状態になっている」というご家庭はとても多いのです。

確かに障害に関する知識を習得しても、すべてがうまくいくとは限りません。今持てる力を使い切っても二次障害に繋がってしまうケースは起こりえるものです。そして、そこで多くの方が悩み、苦しんでいるのだということを知りました。

またある会では、発達障害のお子様がうつ病などの精神疾患を患い自殺をしてしまったというお話も伺いました。実際にその保護者様が会に参加されており、そこに至るまでの経緯なども共有してくださいました。この時の保護者の表情や、他の参加者の真剣な表情は今でも忘れられません。

大切な子どもや家族を守りたいと強く思う支援者が当協会には集まってきます。その方たちのお役に立てればという想いで、メンタルヘルス支援士資格を開発することに決定いたしました。

メンタルヘルス支援士で学べる内容は?

メンタルヘルス支援士の学習内容は以下のようになっています。

  • 精神疾患に関する基礎知識
  • 発達障害と精神疾患・依存症の関係性
  • 認知行動療法の種類と基礎知識
  • カウンセリングの基本姿勢
  • カウンセリングに役立つ心理学テクニック

このような内容になります。

大きく分けると障害や病気に関する基礎知識を最初に学び、その後心理療法やカウンセリングといった支援について学ぶという流れです。

発達障害のことも学びますが、本資格は発達障害の方だけを対象にしたものではありません。すべての人のメンタルヘルスを良好なものにすることを目的としています。

精神疾患を学ぶ理由は?

精神疾患を知ることは重要です。孫子の言葉に「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉があります。これは敵を知り、自分を知れば何度戦っても負けることはないという意味の言葉です。戦やビジネスで利用される言葉ですが、メンタルヘルスを良好なものにするためにも応用できる考え方です。

うつ病がどのようなきっかけで発症するのか、うつ病の特徴はどういったものか、うつ病の傾向があらわれた時にまずやることは何か。これらを知ることでうつ病を未然に防ぐことに繋がるかもしれません。またうつ病に早い段階で気づき深刻化しないというケースも有るでしょう。

その為、よく耳にする精神疾患の特徴や対処法などを知ることには意味があると考えています。

カウンセリングはプロがやるものでは?

そうですね、そのような考え方もあるでしょう。ただし、精神を病んでいる人にとって、知らないカウンセラーのもとに足を運ぶということが難しい方もいます。その場合は、身近で信頼できる人の方が話を聞いてあげることの方が有効な場合があります。また、カウンセリングと表現していますが、何もカウンセリングルームのようなところで深刻に話すことだけがカウンセリングではありません。日常のコミュニケーションの中に「カウンセリングの要素」を入れることも可能なのです。

カウンセリングで学ぶのは、信頼関係の築き方、話の聞き方、姿勢、共感の仕方、質問の仕方、要約の仕方などです。これらはすべて日常生活で役立てることができるでしょう。日常生活のコミュニケーションが今よりも円滑になれば、精神疾患になってしまう可能性も減らせることができるわけです。

つまりカウンセリングの技法を学ぶことで、精神疾患を未然に防ぐことができる、そして精神疾患になってしまった人への適切な話し相手にもなることができるのです。

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民間資格のメンタルケア・心理カウンセラー資格は意味がない?

当協会以外にもキャリカレのメンタル心理カウンセラー資格、ユーキャンの子育て心理アドバイザー資格、ヒューマンアカデミーのメンタルケアカウンセラー資格などの民間資格があります。特にキャリカレのメンタル心理カウンセラー資格は累計5万名以上の受講者がいることからも大変人気があることがわかります。

下記のサイトでメンタル心理カウンセラー資格の詳細が紹介されていますのであわせてご覧ください。

外部リンク
メンタル心理カウンセラー資格とは?特徴や人気の秘密を徹底解説

メンタルヘルス支援士はどこから申込できる?

メンタルヘルス支援士は下記の特設サイトから申し込みが可能です。

ただし2025年3月1日から販売開始となるため、申し込みは3月1日以降にお願いします。

申し込み可能期間前でも、講座の詳細がわかるデジタルパンフレットをご用意しています。下記サイトよりデジタルパンフレットの請求をしていただけます。

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メンタルヘルス支援士 特設サイト|メンタルケア・心理カウンセラー関連資格

【まとめ】メンタルヘルス支援士資格開発までの経緯 ~二次障害を防ぐ~

いかがだったでしょうか。

今回は2025年3月1日より認定を開始する「メンタルヘルス支援士」の開発経緯についてご紹介いたしました。

この資格もきっと多くの方のお役に立てると信じております。リリースが間近になりましたら、さらに講座の詳細を紹介するブログを本サイトで紹介する予定ですので是非ご覧ください。

最後までご覧頂き有難うございました。

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