発達障がい児支援のおすすめ資格「児童発達支援士」とは

『 私には発達障害の長男がいますが、同じように発達障害のお子さんを育てておられるお母さん達のお役に立ちたいと思っています。この資格は「私は児童発達支援士の資格を持っています。子育ての悩み等を、お話に来ませんか?」このように使うことはできますか?』というお問い合わせをいただきました。
これまで3万人以上の子どもたちの教育に携わり現在は(一社)人間力認定協会 代表理事の私井上が、今回は発達障がい児支援のおすすめ資格「児童発達支援士」とは、というテーマでお話いたします。

発達障がい児支援の第一歩は正しい理解を広める事

発達障がい児への支援の第1歩は、正しい理解を広めることだと思います。あらゆる差別は無理解から生じます。ですから先に紹介した「お問い合わせ」の内容を読んで、本当に嬉しくなりました。あなたのような方のために作った講座です。一緒に支援の輪を拡げていきましょうとお答えしました。

障がい者やその家族のネットワークを広める

家族に障がい者がいると、「その障がい」に関する知識は深まります。しかしその場合、ほとんどが「その障がい」についてであり、他の障害に対しての知識が広がることはありません。このことが意外にも障がい者の横のつながりをなくしているのです。抱える問題の大半は共通です。この点でも広く障がい者やその家族のネットワークをしっかりと持つべきだと私は考えています。

発達障がい者とその家族には広いネットワークが必要

発達障害に関して言えば、特にそうあってほしいと思います。自閉症・アスペルガー症候群・自閉スペクトラム症・ADHD・学習障害・広汎性発達障害など使われる言葉も多くあり、その症状、対処には個人差がある点からも、発達障害に関するネットワークを広く持つ必要があるのです。

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発達障がい児を支援する児童発達支援士

これらの活動をバックアップするために「児童発達支援士資格」は誕生しました。発達障がい児を支援するとともに、その家族の支援も行うために、発達障害の知識だけでなく、脳科学や心理学に裏打ちされた傾聴法やカウンセリング法を学ぶことが来ます。

下記が児童発達支援士で学ぶ内容です。発達障害のことだけを学ぶのではなく、もっと根本的な「子どもへのアプローチ法」を学ぶことができるとお分かりいただけるでしょう。

1章 発達障害の特性を知る
1-1 発達障害は障害なのか、個性なのか
1-2 発達障害の本当のリスクは二次障害
1-3 発達障害の種類と統計
1-4 自閉スペクトラム症とは
1-5 ADHD(注意欠如・多動性症)とは
1-6 LD(学習障害)とは

2章 支援・療育方法とケーススタディ
2-1 発達障がい児の療育とは
2-2 ABA(応用行動分析)
2-3 TEACCH(ティーチ)
2-4 感覚統合療法
2-5 ケーススタディ:1日の流れを見える化しよう
2-6 ケーススタディ:否定語は肯定語に置き換えよう
2-7 ロールプレイトレーニング

3章 脳科学の面から、子どもの特性を知る
3-1 子どもを伸ばすキーワードは“教えない”
3-2 挨拶・返事で頭がよくなる
3-3 習慣化ネットワークの働きを知る
3-4 子どもの幸せを決めるのは学力ではない

4章 人の道に立つための、しつけ教育
4-1 しつけ教育を行う目的とは
4-2 教育と発育の違い
4-3 素直な心を芽生えさせるしつけ
4-4 思いやりの心を芽生えさせるしつけ
4-5 やりぬく力を芽生えさせるしつけ
4-6 しつけを習慣化ネットワークに組み込む

5章 やる気を引き出し、自ら成長していく子の育て方
5-1 やる気を引き出す条件
5-2 子どもの自由な発想を大切にする
5-3 学ぶことが何につながるのかをイメージさせる
5-4 誉めるよりも承認が重要
5-5 劣等感を抱かせない

6章 人間力を身につけ、必要とされる子の育て方
6-1 挨拶にプラスアルファをつけられるように
6-2 あきらめない心を育てるための考え方
6-3 自主性と主体性の違い
6-4 コミュニケーション力が最も求められているスキル
6-5 感謝の心が子どもの未来を変える

発達障がい児支援の人気資格
【公式】児童発達支援士サイトを確認

我が子が発達障がい児である場合の「児童発達支援士」の役割とは

質問者様のように「自分の子どもが発達障がい児」である場合、「児童発達支援士」の知識、資格がより強くその効果を発揮することは間違いないでしょう。「我が子を理解し、発育の支援をしたい」という親心は世界共通であり、学んだその知識や経験で同じような境遇の人たちの力になりたいというのも必然なのかもしれません。

気軽にみんなが取れる資格

児童発達支援士講座の内容は、発達障害に関する知識を持つことと、発達障がい児に対するより良い支援法を学ぶことです。発達障害の知識と言っても、他の病気のように確立された治療法があるわけでもなく、医療行為をするわけでもありません。専門用語が少なく具体的なアプローチ方法を学ぶといった内容となっており、予備知識がない方でも1週間~1カ月あれば学習が可能です。「支援法」は発達障害の種類によっても、その子どもの置かれた状況によっても変わります。つまり「これにはこうしなさい」などと言うことはできません。児童発達支援士にとって最も大切なのは発達障害への「理解」の輪を拡げることなのです。

資格名称:児童発達支援士
資格種別:民間資格
認定団体:一般社団法人 人間力認定協会
受験資格:特になし(学歴不問・学生も可)
学習目安:15時間~30時間程度
受講料金:37,400円(税込)※←割引価格
試験料金:4,070円(税込)
試験方法:オンライン試験
支払方法:クレカ・銀行振込

 

多数のメディアに紹介いただいています

児童発達支援士は、ネットメディアでも大きく取り上げて頂いております。下記より当資格の様々な情報を確認できますので、是非ご覧ください。

これらは一部のサイトですが、このように紹介を頂いております。発達障がい児支援の資格としては、四谷学院さんが認定している発達障がい児支援士資格もあります。私どもとしてはもっと身近に支援資格を普及させ、発達障害の理解を世間に広めていくことが最も重要だと考えているため、あまり専門的過ぎたり、医療に偏りすぎないように注意し資格認定をしています。そのため発達障害のことに関して、まだそこまで詳しくない方、体系的に勉強するのは初めてという方に特におすすめしています。この2つの資格の違いについてまとめて下さっている記事もありましたので、ご紹介します。

発達障害の知識で社会に貢献する方法とは

この講座では「支援する」という概念と共に、その子どもたちと良好な関係を築くためのコミュニケーション手法(カウンセリング等)が主なテーマとなっています。この資格は、放課後デイサービスなどの関連施設や学習塾、学童、各種教室など、子どもを対象にした職場への就職に有効です。また、最近ではツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSを使って、発達障がい児を持つ母親のサークルを作り、ZOOM勉強会やワークショップを開くというやり方もおすすめです。

我が子の為、みんなのためにできる事

発達障がい児である我が子を思う強い愛情が、強い「学ぶ力」となり、強く「伝えたい」という熱意になります。それは、「児童発達支援士」になった後も、人生の大きなモチベーションとなり続けるので本当に良いことだと思います。また、発達障がい児を持ち、発達障害の知識を得たのなら、「伝える」というのは、その人の役割なのかもしれません。

世界に拡がる「児童発達支援士」が子どもの未来を変える

2020年に(一社)人間力認定協会から出されたばかりのこの資格は、日本のみならず世界に拡がっています。カナダ、アメリカ、ドイツ、シンガポール、コロンビア、中国などからも申し込みを頂き、私達も大変驚いています。現地語訳されておりませんので、申し込みされている方は外国在住の日本人、もしくは日本語ができる方だとは思いますが、その関心の高さを感じます。

医療機関や介護関係の方も受講されています

また、国内においても教育関係者のみならず、病院、歯科医院の関係者の方もいらっしゃいます。アンケートによりますと、やはり患者様に発達障がい児が増えているので、その対応を学ぶためだということです。そのような医療関係者の方の努力、献身には本当に感心させられます。「児童発達支援士」の学習を通して、みんなが生きやすい社会の実現を目指しましょう。

関連記事>>発達障がい児を支援するためには資格が必要か?

【まとめ】発達障がい児支援のおすすめ資格「児童発達支援士」とは

児童発達支援士資格講座は発達障がい児の支援のみならず、自己肯定感を高める育児法として広く有効です。さらにカウンセリング法や協会独自の「傾聴法」、コミュニケーショントレーニング法を学ぶことが出来ます。相手を変えるのではなく、自分を変えることで、自分の取り巻く環境を良くしていこうとする独自の切り口が人気です。スキルアップに最適ですので是非チャレンジして下さい。

発達障がい児支援の人気資格
【公式】児童発達支援士サイトを確認

また当協会で新しい認定資格が誕生いたしました。発達障害コミュニケーションサポーターと言います。この資格はその名の通り、コミュニケーションスキルに特化した内容となります。児童発達支援士で発達障害の基礎や療育、子どもの能力の引き出し方を学び、発達障害コミュニケーションサポーターでコミュニケーション力の高め方を理解し、お子様を自立へと導く。このようなイメージで認定を致しました。詳細は下記サイトをご覧ください。

発達障がい児のコミュ力を高める
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