療育施設利用に関するアンケート調査結果 ①

当アンケートは一般社団法人 人間力認定協会が認定する児童発達支援士または発達障害コミュニケーションサポーターを受講している方を対象に行ったものです。療育施設を利用されたことのある方86名がご協力下さいました。個人情報がわからない範囲でアンケート結果を一部ご紹介いたします。読みやすさを憂慮し、一部原文を変更している箇所もございます。ご理解ください。

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療育施設利用に関するアンケート

アンケートの基本情報

  • 児童発達支援士または発達障害コミュニケーションサポーター受講者が対象
  • 有効回答件数、86件
  • 記述式による解答
  • 質問事項は以下6つ
    ①なぜ療育施設を利用することにしたのか?
    ②施設選びで意識したポイントは?
    ③どのような療育が施されましたか?
    ④子どもは積極的に通えましたか?
    ⑤療育に通わせたことでどのような変化がありましたか?
    ⑥療育施設利用を成功に導くうえで大切だと感じたことは?

アンケート結果

統計情報

まず3つの統計情報からご紹介いたします。

療育を始めた年齢

  • 3歳未満・・・48.8%
  • 4歳・・・・・23.3%
  • 5歳・・・・・14.0%
  • 6歳・・・・・1.2%
  • 7歳・・・・・4.7%
  • 8歳・・・・・2.3%
  • 9歳・・・・・3.5%
  • 10歳・・・・1.2%
  • それ以上・・1.2%

未就学児のタイミングで始めている人が88%ほどだと分かります。早めの療育実施をされている方が多い傾向です。

子どもの性別

  • 男児・・・・80%
  • 女児・・・・20%

男児の方が圧倒的に多い結果となりました。

発達障害名(複数選択あり)

  • 自閉スペクトラム症・・・55名
  • ADHD・・・・・・・・・29名
  • 学習障害・・・・・・・・3名
  • 言語障害・・・・・・・・4名
  • その他発達障害・・・・・10名
  • グレーゾーン・・・・・・18名

自閉スペクトラム症とADHDの割合が多くなりました。グレーゾーンで診断名がついていない方も療育施設を利用していることがわかります。

①なぜ療育施設を利用することにしたのか?

子どもの年齢:3歳未満/性別:男児/発達障害名:ADHD

幼稚園の入園試験後に園長面談があり、発達障がいを疑われ保健センターに相談するように言われました。入園の条件として、保健センターへの相談と母親の園への協力が提示されました。保健センターに相談すると、医師の相談や療育の紹介をしてくれました。診断書を書いてもらい、受給者証の申請、療育の決定までサポートしてもらいました。幼稚園入園にあたって、集団生活に入るにはサポートが必要と思いしらされ(子供と家族だけでなく、受け入れ幼稚園にとっても園だけでは面倒をみきれないという思いがあった)、早くからの療育は必要と感じ、今後の成長のために利用を決めました。


子どもの年齢:4歳/性別:男児/発達障害名:ADHD

何か他の子と違うと感じながら過ごしていましたが、幼稚園に入園時に確信に変わりました。3歳半検診では、保健師さんには何も言われませんでしたが、発育相談を受けたりカウンセラーさんに相談したりで、行き着いたのは発達支援の窓口でした。勿論抵抗が無かったわけではありませんが、昔に比べて差別のような扱いは受けず、幸い児童発達支援サービスを受けていたと言う知り合いの方からの話で、支援を受けたほうが子どもにとっても理解して貰える事が増えるので、利用を始め、3年目になります。まだまだ手を焼く時もありますが、昨年受講しました児童発達支援士のおかげで、療育の先生方の話も理解が深まりました。


子どもの年齢:3歳未満/性別:女児/発達障害名:ADHD、その他発達障害

保育園で他の子はお友だちと遊んでいるのに、自分の子どもは一人で過ごしている事が多かった事から担任の先生にお話を伺ったところ、「集団行動について行けていない」という事を知る。それを機に市の発達センターに相談し、3か月間隔週での療育による施設利用が始まった。その後、定期的に通うことを希望していたが多数の応募があり、落選。別の療育センターの存在を知り、HP等で調べ、2か月ほど待って、そこに通う事にした。


子どもの年齢:3歳未満/性別:女児/発達障害名:その他発達障害

1歳を過ぎた頃から、成長がゆっくりだと感じており、1歳半検診の際に相談。しばらく様子をみるも、その後の経過相談でも、発語・指差しが全く出ておらず、自治体からの勧めで、区の発達支援センターへ入所。2~3歳の1年間、週2回親子通所で療育を受けました。そこで小児神経科の先生から、全体的な発達の遅れは新生児仮死による影響だと教えて頂き、PTリハビリも開始。その後、幼稚園入園に伴い、週1回の民間療育へ切り替えました。現在は、週4回幼稚園・週1回民間療育・隔週でPTリハビリ・隔週でSTリハビリに通っています。


子どもの年齢:3歳未満/性別:男児/発達障害名:自閉スペクトラム症

出生後入院していて、通院も終わるかと言うときに主治医の先生から話があって、思っていたこと不安な事をすべて質問しました。6歳頃になるとはっきり発達障害がわかってきますが、それまでに見つけてあげるのが私達医師の仕事です。今から療育を受けてもし何も障害がなければ良いことだし療育も無駄ではない。もし障害があったとして小学校までの3年間でやってきたことは子供達に取って差は大きいよと言われて療育を決めました。個別療育で40分座って療育が受けられるほど成長しました。今は支援学校4年生です。療育をきっかけに講演を聞いたり先輩ママたちからのはなしを聞いたり色々考えも変わりました。専門の方からも話をしてもらい、視野が広がったこと、何よりも発達障害は子供達十人十色で出来ることも出来ないことも違っていると言うことに気が付けたのは良かったことです。人と比較は出来ない事。色々な勉強のものを作ってみたりやってみたり買ってみたりしても、今この子には適さない時期だから他のことをしてみよう、良さそうなことは試してみて合わなければ合いそうな時まで待とうと心のゆとりが出来ました。療育のときはじめは一緒の部屋で見てましたが段々と一人で入るようになり支援士さんがやっているようにやればこうなっていくんだと参考になりました。実母や義両親、1番わかっていてほしい夫。なかなか理解してくれない場合や反対する場合もあるみたいだけど、小さい時の療育はかもしれないからやってみよう!習い事の感じ。で家に帰ってこれができるようになった、楽しそうにやってるなどプラスなことのみ自分が楽しく嬉しく話すことが理解への一歩だと思います。


子どもの年齢:3歳未満/性別:男児/発達障害名:自閉スペクトラム症

0歳の時から支援センターなどに連れて行っていましたが決められた場所から出て行ってしまったりと多動で追いかけて回すことに疲れてしまい行くのを辞めてしまいました。寝つきも悪く毎日何時間もかかって朝も早起き…癇癪も酷く私自身疲れきっていました。市の保健師相談にも何度も相談しましたが「男の子だし普通よ!昼間沢山公園で遊ばせてあげて」とアドバイス頂きましたが…。息子が2歳を過ぎ私が2人目を妊娠した頃には夜驚症も始まり遂に限界が来てしまい泣きながら市の保健師相談に電話しました。そこでやっと療育施設の存在を教えて貰い電話をしました。相談をしに行った時には今までの息子との話を聞いて貰い全てを受け入れてくれたことに安心感を感じお願いすることに決めました。


子どもの年齢:3歳未満/性別:男児/発達障害名:自閉スペクトラム症

息子が1歳頃から、目が合わないことに気付き、2つ上の娘とは違う何かを感じ、病院での発達相談を何回も受けました。2歳になり、言葉が全く出ない事やクレーン現象、人に興味を持たない等、自閉傾向が強く見られるようになってきたので、利用を決めました。小児科の先生に障害のある子供たちの幼児期の1年の遅れは、普通の子に置きかえると3年の遅れと一緒。少しでも思い当たる事があるなら悩んでないですぐ動いて。と言われた事が、最終的な決定打でした。


子どもの年齢:4歳/性別:男児/発達障害名:自閉スペクトラム症

昔から息子と生活する中で、この子何かあるんじゃないかと思ってはいましたが検診で引っかかることもなく過ごし、幼稚園に入園してから場面緘黙の症状が強く出るようになりました。それから療育を意識し始め、発達センターや児童精神科の予約を取りました。そして受診日までにいくつか療育の見学と体験をさせてもらい、仮予約を押さえました。息子のことで動き出してから4ヶ月後に発達センター、その翌月には児童精神科へ受診することができ、その時点で息子はアスペルガー(今はこの言い方はしませんが)だろうと確信をしていましたので、早めに診断をもらい私がきちんと理解して、周りにも理解してもらい支援を受けることで本人の未来が明るいものになるのではないかと考え、医師に診断がつくものなら、早めにもらいたいと伝えました。私の思いや息子の困り感を考え、精神科の1度目の受診で診断をもらうことになり(IQが高いASD、チック、場面緘黙の診断書)その後発達センターで発達検査を受けました。その後に診断書を持って市役所へ行き、受給者証の申請を済ませて仮予約していた中から私と息子に合うと思った施設に決め、契約しました。通い始めたのは、幼稚園入園から一年後(動きだしてから約10ヶ月です)


子どもの年齢:4歳/性別:女児/発達障害名:自閉スペクトラム症

早生まれのため幼いな。(言葉、行動含め)と、上の子と比べて感じていました。家族で出かけた際切り替えの難しさ(イレギュラー)、偏食、こだわり諸々が気になり区の幼児相談へ。そこで簡易発達検査を行い、IQ87ではあるがグレーであると言われ、このまま幼児相談を継続するか、専門機関へ行くか委ねると言われました。私は元々保育士なので、特性のあるお子さんの生きにくさを感じている側の人間という事もあり、抵抗なく、では専門機関へ行きます。とその場で決めました。半年待ち専門機関での発達検査で、この子に起こりうる今後の見通し(就学後どんなことが予測されるか)の話を聞き、就学時のクラスもそうですが、今この子にできることはなんなのか?と考えた時には通所利用を決めていました。今までのやり取りの中で、不快になることはなく、むしろそんなに手厚くしてくれるの?寄り添ってもらえるの?私の悩みも聞いてくれるの?と言った具合で、利用することの安心感。そういう場なので迷うことなく決めていました。これは子だけではなく親にとってもです。


子どもの年齢:8歳/性別:女児/発達障害名:自閉スペクトラム症、ADHD

小学校の敷地内にある学童に通う事が日々難しくなり、仕事中によく電話がかかって来てました。診断されてから、学童は本人にとってキツイ環境だと知りました。知識のない学童の先生や、周りの子にも迷惑をかけていた事も心苦しい状態でした。いろんな心配の中、学童に通わせるより他にないかとスクールソーシャルワーカーと通院中の病院の先生に相談した結果、放課後デイサービスに行く事を決めました。

療育施設利用に関するアンケート調査結果 ①

今回は当アンケートの概要と一つ目の質問のみとなりましたが、長くなってしまうので一度ここで区切らせていただきます。療育施設の利用についての②と③の記事も公開しておりますので、下記よりご確認ください。

>療育施設利用に関するアンケート調査結果 ②
>療育施設利用に関するアンケート調査結果 ③

このアンケートに協力くださった方は、皆様経験者でございます。まさに今療育を利用しようか考えている方のお役に立つ情報もきっとあると思いますので是非ご覧ください。

アンケートに協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。支援を輪を拡げていきましょう!

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