児童発達支援士はユーキャンの資格?違いと選び方を解説

「児童発達支援士はユーキャンの資格ですか?」というお問い合わせがあります。結論からお伝えすると、児童発達支援士は一般社団法人人間力認定協会が認定する民間資格で、ユーキャンが取り扱う「子ども発達障がい支援アドバイザー」とは別の資格です。

児童発達支援士は人間力認定協会が認定する資格

人間力認定協会が認定する発達支援資格

  • 児童発達支援士
  • 発達障害コミュニケーションサポーター
  • SSTスペシャリスト
  • メンタルヘルス支援士

いずれも民間資格です。民間資格として、発達支援に関する知識を体系的に学びます。2026年1月28日時点の延べ受講者数は、児童発達支援士30,710名、協会4資格合計50,256名です。複数資格を受講した人を含む延べ人数です。

ユーキャンが取り扱う発達支援資格

ユーキャンでは「子ども発達障がい支援アドバイザー」講座が案内されています。名称、認定団体、教材、費用、試験制度は児童発達支援士と異なります。最新情報はユーキャンの公式ページで確認してください。

内容は似ているのか?

どちらも発達支援を学ぶ講座ですが、認定団体、カリキュラム、教材形式、試験制度、受講支援が異なります。講座名の印象だけで比べず、各公式ページに掲載された学習項目を並べて確認しましょう。

比較するときは、学習目的、カリキュラム、教材形式、質問対応、受講期限、総費用、試験、認定・更新制度を公式情報で確認してください。「有名な会社だから」「受講者数が多いから」だけでは、自分に合うかは決まりません。

最初に「資格名」ではなく学ぶ目的を書き出すと比較しやすくなります。家庭で子どもの行動を理解したいのか、支援現場で声かけの選択肢を増やしたいのか、コミュニケーションやSSTを重点的に学びたいのかで、必要な内容は異なります。次に各講座の目次やサンプル教材を見て、目的に合う単元がどの程度含まれるかを確認します。

料金を比べる際は、受講料に加えて、試験料、認定証、送料、再試験、質問対応、受講期間延長、更新料まで確認します。「○か月で取得」は標準的な学習期間なので、週に確保できる学習時間から自分の修了時期を見積もりましょう。

他にも発達支援の資格を扱う団体があります

発達障害児支援士、発達障害支援アドバイザー、早期発達支援士など、似た名称の民間資格があります。名称が近くても認定団体や内容は別です。比較記事やSNSだけでなく、各団体の公式ページ、特定商取引法に基づく表示、返金条件を確認しましょう。

検索結果では資格名と団体名が混在することがあります。「認定する団体」「講座を販売する事業者」「試験を実施する団体」が同じとは限りません。申込み前に、認定証へ記載される団体名と問い合わせ先を確認すると、取り違えを防げます。

児童発達支援士は他の資格と何が違うの?

児童発達支援士は、発達障害と子どもの発育、自己肯定感、行動の背景を考える支援などを学ぶ当協会の資格です。2025年4月から第2版教材となり、紙教材とLMSで学習できます。

当協会では受講者向けに学習情報を配信し、療育施設等での受講事例も紹介しています。受講者数や導入事例は利用規模を知る材料として確認し、最終的には教材の内容と、自分が支援で担いたい役割を照らし合わせて選びます。

受講者アンケートには、複数講座を比べながら学んだ声もあります。

児童発達支援士に引き続き、学ばせていただきました。コミュニケーションの大切さを理解しました。あとは、どの様に実践していけば良いのかを考えています。一人一人対応が違うので、特性を確認しながら、やっていきたいと思います。

2026年8月までの受講後アンケート・匿名回答(原文から抜粋)

この声からは、知識を得た後に、一人ひとりの特性に合わせて実践方法を考えることの重要性が読み取れます。

発達支援関係の資格が増えることは良い傾向

発達支援を学ぶ入口が増えることには意義があります。当協会の合言葉は「理解は支援の第一歩」です。家庭での理解、支援現場での実践、コミュニケーション支援など、自分の目的と学習内容が合う講座を選んでください。

資格を選ぶときの注意点

SNSの合格報告数だけで、資格の信頼性や安全性を判断することはできません。認定団体の所在地・連絡先、料金、教材、試験、解約・返金、個人情報の取扱い、資格取得後にできることとできないことを確認します。

不明点は認定団体へ質問し、回答内容を比較してください。当協会自身が運営する資格についても、公式情報だけでなく、目的に合うか、費用に納得できるかを検討していただくことが大切です。

口コミを見る場合は、良い・悪いという結論だけでなく、投稿者が何を目的に受講し、どの教材や対応を評価しているかを確認します。匿名投稿や件数の多さだけで判断せず、公式の契約条件と照合してください。団体のウェブサイトでは、運営者情報、連絡方法、受講期間、キャンセル条件、資格の活用範囲が明示されているかを見ます。

資格で学んだ知識は、目の前の子どもの様子と結び付けて活用します。困りごとの場面や役立った支援を記録し、必要に応じて学校、医療、福祉の専門職と共有することで、学びを具体的な支援へつなげられます。

【まとめ】児童発達支援士はユーキャンの資格とは別

児童発達支援士は人間力認定協会、子ども発達障がい支援アドバイザーは別の認定・運営による資格です。どちらも名称だけで選ばず、内容、費用、試験、民間資格としての範囲を確認してください。

児童発達支援士の公式カリキュラムを確認する

情報確認日:2026年10月20日。受講者数は2026年1月28日時点の延べ人数。

一般社団法人 人間力認定協会 代表理事 井上智之

執筆者

一般社団法人 人間力認定協会 代表理事
井上 智之

【プロフィール】
一般社団法人 人間力認定協会 代表理事の井上 智之。30年にわたる教室運営を通して、多くの子ども・保護者・教育関係者と向き合う。比較や不安、教育現場の課題を目の当たりにし、一般社団法人 人間力認定協会を設立。現在は発達障害の療育・支援法の研究開発と情報発信に取り組み、「理解は支援の第一歩」を理念に、一人ひとりに合った支援と社会理解の普及を目指している。また、当協会では発達支援や心理に関する知識を体系的に学べる「児童発達支援士」「メンタルヘルス支援士」などの資格講座を提供しており、これまでに延べ5万名以上の方が受講している。

最新情報をチェックしよう!