【受講者インタビュー】幼稚園・保育園で活躍されている受講者の声

当協会が認定する資格、児童発達支援士または発達障害コミュニケーションサポーターを受講された方にご協力いただいている受講者インタビュー。今回は幼稚園や保育園で活躍されている(されていた)2名のインタビューをご紹介します。保育士として活躍されている方、幼稚園や保育園にお子様が通っている方に特にお勧めできる内容です。是非ご覧ください。

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S.Tさんへのインタビュー

児童発達支援士を受講するきっかけ

保育士をしています。この世界で30年間現場専門です。今は午前中のパートのみですが、自分の思う若い頃にくらべて明らかにグレーゾーンの乳幼児が増えている感覚があります。また、核家族化が進み、夫婦だけで子育てしているなかで保護者に障害についての話をする段階においてのエネルギーがものすごく必要となってきます。
今の私の立場としては直接保護者と難しい話をすることもそれについての書類を作成する立場でもないのですが、保護者、主保育士、子どもを知る立場として具体的に学ぶことでより的確にサポートできればと思いました。その中で児童発達支援士の存在を知り、支援とは何か、また、同じ職種や家族を支えられている方々と繋がり、話を聞ける機会を持って今の仕事の助けになればと考えました。

発達障がい児支援をしていて最も辛かったことは

支援しているなかで(なぜ)(どうして)(どうすれば)がとても多いと思います。今は直接なまえを出さず、噛まれたり、怪我させたりされたことを保護者に話します。噛まれたり、怪我されたりした子どもの保護者にとってはとてもつらいことなので絶対噛む前に行為を阻止しないといけません。でも、保育士にとっては噛まれる理由もわかります。障害があるかどうかはわからないけれど、支援の必要な子どもは言葉がでないのでオモチャをとられたり、また、壊されたり。それが故意ではなかったとしても、それを相手に伝えることが難しいなら攻撃するしかないのでしょう。

私たちはそこを全力でサポートしてとめます。(噛ませないように、突き飛ばすなどで怪我にならないように)
彼(彼女)にとっては成し遂げたかったことを全力で阻止されて悲しいかもしれません。でも集団生活の真実なのです。日本人は特に「和」を大事にします。それは子ども達にとっては不快なことかもしれません。大人になれば気づいてくれるだろうことの1つ1つが丁寧にできているのか。大人がわからないのが一番辛いことなのだと思います。

発達障害に関する知識を習得し何か変わりましたか

脳のメカニズムは大変勉強になりました。何度も繰り返し同じ言葉がけすることで少し時間はかかりますが必ず習慣になる。支援する子ども達に毎日、何度も言葉がけすることの大切さ、必要性。だからこうなんだよ。と言う答え合わせをわかりやすく的確に勉強できたと思います。

私自身LDは多少自覚があり、日常生活に支障はないものの、人の名前を覚えられない、算数は指折り計算等のまだらな部分があります。それでもわかりやすく有名な方の言葉や考え方がスッと頭に入ってくるようでした。まだまだ、資格を取れただけで読み込むまではいっていないので、壁にぶち当たる前に何度も読み返し、バイブルとして手元においておきたいです。

ご自身と似た境遇で悩んでいる方に何かアドバイスはありますか?

保育は受け入れ前から準備して受け入れてからもサポートしながら環境も整えて1日の書類作成まで考えると子どもひとりひとりの個人を考える時間はほんの数分になってしまいます。でも、チームとして自分(支援者)の強みを生かしながら子どもが「やってみたい」と思う挑戦を最大まで見守ってあげられるようにするための手段として支援士資格を持つことはとても強みになると信じます。

発達障がい児の支援を行う上で大切だと感じていることは

個人の個性を知ること。特性にいち早く気づいてあげること。仲間に話して共有できること。自由にすることを見守ってあげるなかで大切な部分(靴を揃える。 椅子にキチンと座る)等は何度も繰り返し楽しい環境の中で身に付くようにサポートをすること。支援士が笑顔でいること。そのためには自分自身のプライベートの時間を作ること。

Oさんへのインタビュー

児童発達支援士を受講するきっかけ

児童発達支援をしています。コロナ禍で研修が少なくなり、自分で学べる機会がないかと探していたところ、この講習に出会いました。資格があるというのも魅力の一つではありますが、協会の考え方に共感できたこと、学びたいと思えたことが、大きな理由です。

日々、難しいなと悩むことばかりの中、研修を受けることで、初めての感銘を受けることもですが、“ああ、そうだった!”“こういうことだったんだ”と思いだし確認することができます。今までにも何回も聞いたことがある内容でも、その時その時で腑に落ちるということがあります。もちろん忘れることが多いので、何回も聞くことは私にとって大切ではありますが…。だからできる範囲ではありますが研修・講習は受けるようにしています。そんな中での出会いです。

発達障がい児支援をしていて最も辛かったことは

幼稚園の教師をしていた時の保護者の方で、療育にお孫さんを連れて来られました。「どうしようと思っていたけれど、先生がおられて、少し安心できた」といって下さいました。でも、お子さんは違った環境には拒否、という特性があり大泣き(当然ですが)。保護者さんも泣き崩れられました。保護者さんの涙はいろいろな思いがあったと思います。が、そこで飛び出す子どもを一緒に追いかけ、泣く子どもを抱きかかえながら、「初めての環境なのだから仕方ないですよ」とありきたりの言葉しか言えませんでした。もっと適切な言葉や、もっと気持ちを受け入れほっとしてもらえるような言葉があったのではないか、と後悔と反省でいっぱいです。

その後の療育の中で、スタッフの一人としてお話しし、かかわらせてもらっていますし、幸いに、続けてきてくださっていて、信頼もしてもらっているようですが、続けてきてくださったからいいものの、その時の支援者の言葉や態度はとても大事だと思います。このことは“辛い”というものではないかもしれませんが、自分の中では戒めに近い形で残っていることです。

発達障害に関する知識を習得し何か変わりましたか

例えば「返事」「挨拶」の大切さは今迄からもわかっていることですが、それをわかるように説明するのは難しいことでした。教本の中にその内容が出てきた時、本当に腑に落ちた感じがしました。“なぜ必要なのか”“どんな意味があるのか”を知ることで、保護者に必要に応じてわかるようにお話しながら一緒に考えることができます。どう伝えようかと迷いながらではなく、自信?を持って(落ち着いて)お話しできるようになったかな、と思っています。

ご自身と似た境遇で悩んでいる方に何かアドバイスはありますか?

とにかく学ぶことは必要です。学ぶことで、必要なことが整理できます。「以前に勉強した」ことも多いでしょうが、視点を変えてみるとよりわかることがありますし、忘れることも多いのなら、何回も聞いたり読んだりすることは大事だと思っています。いろいろな研修や講習にチャレンジすると、新しい発見もあり楽しいです。

発達障がい児の支援を行う上で大切だと感じていることは

特性の理解は絶対必要です。が、その理解の上で、一人ひとりは違うことを理解し、一人ひとりを見ていくことだと思っています。(10羽ひとからげではない) 同じような様子を示しても、保護者さんのかかわりや環境などで、アプローチの仕方が違っているのは当たり前。大事だからと言って押し付けるのではなく、その中で一緒に考えながら、どうするのがいいのかを探りだしていくことではないかなと思っています。

当たり前のことですが、その子のことを一番知っているのは保護者さん。そこで私たち支援者は「プロ」なのですから、聞いて受け止め共感することも大事ですが、“こんな風に見たらどうでしょう?”“じゃ一度こうかかわってみましょうか?”などの選択肢?の提示は必要だと思います。そのためにも、いろいろな知識は必要だと思っているので、「支援を行う上で大切」なのは、私自身の学習と、保護者さんと子どもに寄り添うことかなと思います。

【まとめ】幼稚園・保育園で活躍されている受講者の声

ご覧頂きありがとうございました。

現場で活躍されている方の声は非常に重要です。同じ境遇で働いている方にとっても、保護者にとっても参考になるインタビューだったでしょう。

私どもの役割の一つは、情報発信することだと考えています。皆様の経験を世に発信し、苦しむ親や子を少しでも減らしていく。この考えに共感して下さり、インタビューに協力して下さる皆様に心より感謝いたします。

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