人間力認定協会主催 絵画コンクールの目的と概要について

今回は私ども一般社団法人 人間力認定協会が主催している絵画コンクールについて紹介させていただきます。

絵画コンクールを行うことになった背景

絵画コンクールの詳細について紹介する前に、この絵画コンクールを協会が主催し行うことにした背景についてご紹介いたします。この背景を知っていただくことで、より本コンクールに興味を持って頂けると思っております。

私どもは、発達障がい児支援の資格として「児童発達支援士」「発達障害コミュニケーションサポーター」「SSTスペシャリスト」「メンタルヘルス支援士」という資格の認定をしております。特に児童発達支援士はこの分野の資格の中でも多くの受講者がおり、発達障害支援の代表的な資格だとネット上で言っていただけるようになりました。実際に「日本の資格・検定」という大手サイトにて、1200を超える資格の中から「注目の資格NO1」に輝いたこともあります。有難い限りです。

外部サイト:日本の資格・検定 注目の資格・検定ランキング部門

そのことから「人間力認定協会=資格の認定団体」と思われることが多くなりましたが、実際にはそうではありません。

もともと私どもは「人間力(非認知能力)に焦点を当て、ひとりひとりが輝く社会にする」ことを目的に発足、活動しております。その中で、講演活動を行ったり、養護施設へのボランティアを行ったりしておりました。しかしこういった行動だけで、発達障害に対する正しい知識や支援に対する考え方を日本全国に広げるには、スタッフが数千人といる大きな企業であれば継続可能ですが、私どものような団体の規模では難しい現実がありました。費用的にも時間的にもです。

そこで、発達障害に対する正しい知識や支援に対する考え方を、私達が直接話さなくても広める方法はないかと考え生まれたのが「資格の認定」です。資格の認定であれば、全国いや世界中から申込を頂けます。冒頭でも述べた通り、おかげさまで資格は全国に広がり、今では延べ4万名を超える方が受講されております。

発達障害について正しい知識を身に付けた方が増えたことで、家族関係が良好になったり、受け持っているクラスの運営が円滑になったりという報告を多数受けるようになりました。つまり資格の認定をすることで、当初の目的であった「人間力(非認知能力)に焦点を当て、ひとりひとりが輝く社会にする」が実現できたのです。

ただ、学びというものは時間がたてば忘れてしまったり、保護者や支援者の感情の揺れによって、子どもに適切なアプローチが出来ないケースも出てきます。資格認定の対象者は保護者や支援者といった大人になるため、どうしても子どもに対しては間接的アプローチになってしまいます。そこで次に考えたのが「子どもに対して直接自己肯定感を高める機会を提供する」という直接的なアプローチでした。その方法として、今回の絵画コンクールを開催する運びとなったわけです。

少し長くなってしまいましたので、ここまでの要点をまとめると下記のようになります。

  • 人間力(非認知能力)に焦点を当て、一人一人が輝く社会にすることを目的に発足、活動
  • 発足当初は講演会や養護施設へのボランティアなどを行っていた
  • 全国に普及させるために資格の認定を開始した
  • 資格認定は延べ4万名を超え、多方面に好影響を及ぼすようになった
  • 子どもに直接アプローチをするために絵画コンクールを開催することになった

絵画コンクールの目的

私たちが支援で最も大切にしていること。それは「自己肯定感を高めること」です。絵画コンクールではこのことを最優先に詳細を作り上げてまいりました。公式サイトでも紹介しておりますが、絵画コンクールを行う目的ついて下記をご覧ください。

一人ひとりが持つ豊かな個性や表現力を発表する場を創出し、
「できた!」という成功体験を通じて自己肯定感を育むことを最大の目的としております。

そして、保護者や支援者の皆様がその作品を通して、その子の内なる世界や秘めた可能性に触れ、
改めて深く向き合い、その素晴らしさを見つめ直すきっかけになることも、本企画の大切な目的です。

一般社団法人 人間力認定協会 公式HPより引用

端的に言うと「子どもの自己肯定感を育むこと」「保護者が子どもを見つめ直す機会とすること」この二つが目的となっているのです。

絵画コンクールの概要

最後に、コンクールの詳細を改めてご案内いたします。

イベント名:絵画コンクール ~発達の多様性を応援するオンライン作品展~

・募集テーマ:「ぼく、わたしのだ~い好き!」
(あなたの大好きな、もの・こと・ばしょを自由に描いてね!)

・応募資格:年齢や特性の有無は問いません。どなたでもご参加いただけます

参加費:無料

応募方法:①絵を描く ②スマートフォンなどで作品を撮影 ③公式サイトのQRコードまたは応募フォームから応募(作品の郵送は不要です)

応募期間:2025年7月25日(金)~ 2025年9月20日(土)

・展示期間:2025年10月1日(水)~ WEBサイトにて公開

主催:一般社団法人 人間力認定協会

・共催:株式会社 エルエーシーコーポレーション

▼詳細・ご応募はこちらのページから▼
https://ninkyou.jp/competition/

おまけ:スタッフの作品紹介

最後におまけです(笑)

今回は絵画コンクール運営に携わったスタッフにも絵を描いてもらいました。真剣に絵を描くのは10年ぶり!20年ぶり!という中で、それぞれ頑張って描いてくれたので是非ご覧下さい。スタッフからのコメントもあわせて紹介させていただきますね。

事務局長 Hiroaki

私の「だ~い好き!」な思い出、それは家族と行った任天堂ミュージアム。今回はその一場面を絵にしてみました。
子どものころからゲームっ子だったので、マリオのゲームももちろん一通りやってきました。
そんなマリオの世界を子どもと一緒に楽しめるなんて、とても幸せな時間でした。

実は、絵の具で絵を描くのは20年ぶりくらい? だったので、小学生の息子が「小さな先生」になって、たくさんアドバイスをくれました。
パレットの使い方を教えてくれたり…
重ね塗りに挑戦させてくれたり…
構図に悩んでいたら…
「任天堂スイッチの画面の中に入れちゃえばいいじゃん!」とアイデアをくれたのも息子です。
おかげで、とても楽しく絵を描き終えることができました。

上手い下手なんて関係ない。ただ、その時間を夢中で楽しむこと。絵を描くってそういうことなんだなと、改めて気づくことができました。

事務局 Mari

「だ~い好き!」このタイトルですぐに浮かんだのは、家族と犬!でした。

あえて今回、家族メインで描くよりも、今は亡き昔飼っていた犬をメインとして、その周りに家族を描き、みんなで仲良く暮らしていた思い出を絵にしました。

色鉛筆を使って何かを描くことは、何十年ぶりで、しかも私は絵が得意ではないので、最初は不安でしかなかったです(汗)

が、描き始めると無我夢中になり、上手い下手なんかを気にせずに、何色を使おうか、色の濃い薄い部分をどう表そうか、、など、思いっきり楽しんで集中できたこの時間は、本当に貴重な時間となりました。

自分の作品を自分以外の誰かに見ていただくなんて、学生ぶりでちょっぴりお恥ずかしいですが、温かい目で作品を見ていただけたらと思います☆彡

【まとめ】人間力認定協会主催 絵画コンクールの目的と概要について

今回は私どもが絵画コンクールを行うこととなった背景について紹介をさせて頂きました。既に沢山の作品が集まってきており、素敵な個性がキラキラ輝く作品展になりそうです。作品はオンラインで紹介しますので、展示開始期間となりましたらまた報告させていただきます。

この活動が子どもたちの自己肯定感を高める機会になることを切に願っております。

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