児童発達支援士は意味ない?就職・求人・仕事で活かせる資格!

こんにちは、一般社団法人 人間力認定協会の代表理事井上です。今回は受講者から時折ご相談を受ける、求人や就転職時、仕事に有利になるのか(活かせるのか)という事についてお話していきたいと思います。インターネットの検索をしていると「児童発達支援士 意味ない」というキーワードが表示されることもあり、受講を検討されている方から相談されることもあります。そこで今回は、その点について私ども協会の考え方を開設させていただきます。

有利になる可能性は十分ある!

初めに結論を申しますと、民間資格である児童発達支援士や発達障害コミュニケーションサポーター、SSTスペシャリストを取得することで、求人・就転職時に有利になる可能性は十分にあります。もし意味がないとするならば、世の中にあるすべての民間資格(漢字検定・医療事務・MOS資格など)が無意味になります。民間資格であっても取得していたことで「就職が決まった!」という方も当然いるわけです。実際私たち協会にもお客様から「資格を持っていることで評価をして頂き、就職が決まりました!」という方は多くいらっしゃいます。

それだけでなく、学んだことにより発達支援に関する興味関心が強くなり、その道に進むことにしたという方も多くいます。「意味があるかどうか」は人によって違うはずです。「意味がない」と書き込みなどをしている人にとっては意味がないのでしょう。しかし、実際にすでに3万名以上の受講者がおり、受講後に「受講して良かったですか?」という質問に「99.48%」の方が「はい」と答えている事実がある以上、受講された方にとっては、何かしらの「意味があった」のではないかと考えています。(2023年の調査:有効回答数4,010名)

しかし、ご満足いただけなかった方も中にはいると思いますので、そこは反省し改善改良をしていく所存でおあります。

では次に、なぜ有利になる可能性があると言えるのか、そのあたりを細かくお話ししていきます。

求人で民間資格の名が出ることはない

まず様々な求人を見ていればわかると思うのですが、求人情報の中に民間資格の名前が取り上げられることはほとんどないと言ってよいでしょう。もう少し表現を変えると「○○という民間資格を持っていなければ、応募要件に当てはまりません」という事はほとんどありません。ごくまれにパソコンスキルを問うMOS資格の取得を応募要件にされている所がありますが、これは非常に珍しいケースと言えそうです。

国家資格と民間資格

資格には国家資格と民間資格があります。

国家資格の一例

  • 司法試験
  • 司法試験予備試験
  • 通関士
  • 行政書士
  • 司法書士
  • 弁理士
  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 警察官
  • 気象予報士
  • 言語聴覚士
  • あん摩マッサージ指圧師

他にもたくさんありますが、このようなものが国家資格と言われるもので、国の法律で規定されている資格で、知識や技術が一定の水準以上であることを国が認定するものです。それに対して民間資格というのは、民間企業が認定する資格のことを指します。

民間資格の一例

  • MOS
  • 英語検定
  • TOEIC
  • 漢字検定
  • チャイルドカウンセラー
  • カラーコーディネーター検定
  • 色彩士検定
  • 毛筆書写検定
  • ソムリエ
  • ブライダルプランナー検定
  • 児童発達支援士
  • 発達障害コミュニケーションサポーター

このようなものがあります。民間が定めた資格であるため、一定水準のレベルが本当にあるかどうかという判定が難しいこともあり、一般的な企業の求人で、特定の民間資格の取得を条件としているものは少ないと言えるのです。

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義務ではなく任意で取る民間資格

国家資格というのは「○○の仕事に就くためには絶対必要」となるのですが、民間資格はそうではないという事はお分かりいただけたでしょう。ちょっと言い方を変えるとこうも言えますよね。

  • 国家資格=取得が義務
  • 民間資格=取得は任意

つまり、取得を義務付けられていない民間資格を取得するという事は、一定の熱量や頑張りを認めてもらえるきっかけになると言えるのではないでしょうか。少なくとも私はそのように判断しています。だって取らなくてもいいのに、お金も時間もかけてわざわざとっている。とすれば「凄いですね」「えらいですね」と言えると思うのです。

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児童発達支援士は仕事に意味がない?

いいえ、私は全くそうは思いません。私はこれまで何千名という学生や主婦の方の面接を行ってきました。経営者という立場から見ても、意味がないということは全くないと思います。

たまにSNSなどで「所詮民間資格、意味ないですよ」という書き込みを見たりしますが、どの業種なのかにもよるわけです。わかりやすい例を出すと、発達障がい児の支援に関する国家資格はありません。近い資格としても「保育士」や「言語聴覚士」くらいでしょうか。ただ当然発達障害のことを専門に学ぶものではないことは明らかです。そうなった場合、発達障がい児を支援する施設の方は何を基準に面接を行うのでしょう。恐らく2つの判断材料があるでしょう。1つは専門知識を有しているかどうか。2つ目は過去の経歴があるかどうかです。

そうなると民間資格であったとしても保有していることで、「この人は専門知識が最低限あるだろう」と判断されて、プラスに働くと思われます。以上のことから、国家資格がないこの分野においては十分意味を成すものだと言えるでしょう。

多数の療育施設にも導入

当協会の資格は、個人の方だけでなく療育施設による団体受講も多数あります。療育施設だけでなく、保育園・幼稚園・小学校・学習塾・ピアノ教室など多岐にわたります。そのような施設のスタッフ様が児童発達支援士を受講し保有しているのであれば、求職者の中に児童発達支援士を取得している人がいた時に、一定の評価はすると考えられるでしょう。つまり就転職時にも役立つと思ういますし、仕事をする段階になっても、同じような認識の下で仕事ができるという意味で活かすことができるでしょう。

具体的にどのような施設が児童発達支援士を導入しているのか、アンケートも取っておりますので、一部ではありますがご紹介します。

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現代は即戦力を求める傾向に

日本の景気が良かった時代は、新入社員は何もできないのが当たり前で、社員研修を数か月間行ってそこで最低限のスキルを身に付けることが一般的でした。

しかし、現代においてそのような会社はほとんどないと言っても良いでしょう。大手に関しては違うところがあるかもしれませんが、日本の会社の9割を占める中小企業で、そこまで手厚い社員研修を用意している企業はごく稀でしょう。更に、中途採用の人に対してこのような社員研修をするというのは更に稀でしょう。中途採用の場合、基本的には即戦力を求めているためです。すぐに実践的な仕事を担当することになるケースが多くなっています。

当然過去の経歴があれば、そこで勝負することができるでしょう。しかしそれがなければ勝負できるものがありません。だからこその資格なのです。

資格は“今”と“未来”を変える

学歴や経歴というのは“過去”に焦点を当てたものです。皆さんの過去は素晴らしいものでしょうか?そうじゃない方も多いでしょう。きっと「あの時こうしておけばよかった」「大学にいっておけば」など様々な後悔もあることでしょう。しかしいくら後悔しても“過去”を変えることはできません。

あなたの“今”そして“未来”を変えるのは、資格取得なのです。資格取得は今のあなたの想いが顕著に現れます。今のあなたが何に興味を持ち、関心を持ち、どれだけのモチベーションを抱えているのか。その点が明らかになるのです。私は面接をする時にそういった点を見ていました。人はいつでも完璧なものとは限りません。失敗、挫折、苦しみ様々なことがあります。でも大切なことはそのうえで今をどうやって生きているかです。過去(学歴や経歴)だけを見て人を判断するのでは、素晴らしい人財を見逃すことになるかもしれません。

面接を単相する方が全員私と同じ考えを持っているかどうかはわかりません。しかし、私の考え方が明らかな少数派だとも思いません。きっとこの文章を読んで、共感頂いた方もいらっしゃるでしょう。共感していただけたという事は、おもてには出していなくても、根本的には同じような考えを持っている証なのです。

そういう意味からも、「今のあなたをアピールする」ために資格の取得は十分に意義があるものだと言えます。

目的は資格だけなのか?

当協会が認定する児童発達支援士などの資格を取得される方の半数は「我が子のために勉強する」という方です。残りの半数が「就職や転職、今の仕事に役立てたい」という方になります。そういった方にとっては、資格取得がひとつの学ぶモチベーションになるのであれば、私は非常に有益だと考えます。

もしも、意味がある・意味がないだけで全てを語ってしまうと、世の中は非常に寂しくつまらないものになるでしょう。

そういった意味でも個々人が目的を見出すことができるのであれば、その資格はその人とにとって非常に意味のあるものになると考えています。

意味は見出すもの

私は自分で「意味は見出すもの」だとも考えています。例えばSNSで紹介されていた一文に感銘を受け、仕事や育児を頑張り、自信の成長に繋がったり社会的な成功に繋がったりとする人もいるでしょう。逆に、沢山の書籍を読んでいても、行動にはうつさず特に変化がない人もいるでしょう。

この違いはインプットした情報に対して、どう処理するかにあります。自分事と捉えて行動に移せたのか、他人事と捉えて行動しなかったのか。どちらの行動が良いかは判断出来ませんが、「意味がある」「意味がない」論争はこういった考え方の違いが根底にあるのではないかと思います。

人それぞれ考え方は違いますし自由です。だから、私どもが認定する資格も、「意味がある」「必要だ」「チャレンジしてみたい」と考えている方に届き、何かしらのプラスの影響を与えられたら幸いです。

【まとめ】児童発達支援士は意味ない?就職・求人・仕事で活かせる資格!

以上が、児童発達支援士資格は求人や就転職時に有利になるのか?についてのブログでした。

私は何も児童発達支援士を売りたいから申しているわけではなく、「今、何かをしてこれからに繋げたい!」という人の熱意を応援したいだけなのです。「民間資格に意味はないよ」こういえば、その人の熱意は消え失せてしまうでしょう。資格そのものに、もし意味がなかったとしても、熱意をもって人生を生きていたその時間こそ意味があると思います。

自分を輝かせるためには「何かに熱中する」「自信を身に付ける」ことが大切だと思っています。一緒に熱中できるものを探してみませんか?

最後までご覧いただきありがとうございました!

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