児童発達支援士の合格率は?不合格になるケースとは?

今回は当協会が認定する児童発達支援士の合格率と一発合格するためのお勧め学習法、不合格になるケースの紹介をしていきます。以前も似たような記事を書いたことがありますが、1年ほど経過しましたので最新の情報をご消化いたします。試験についての詳細はあまり公開しておりませんので貴重な情報となるでしょう。是非ご覧ください。

>>[過去の記事]児童発達支援士の難易度は?合格率を高める学習の方法

児童発達支援士の合格率は?

ではさっそく児童発達支援士の合格率について紹介します。合格率はどちらの資格も90%程度となっています。皆様からは「児童発達支援士よりも発達障害コミュニケーションサポーターの方が難しく感じました」というお声を頂いております。ちなみに認定を開始して間もないSSTスペシャリストに関しては、95%くらいの方が一発で合格されております。こちらはまだ統計情報を出すには件数が少ないため参考程度に留めてください。

  • 児童発達支援士・・・90%程度
  • 発達障害コミュニケーションサポーター・・・90%程度
  • SSTスペシャリスト・・・95%(参考程度)

実はこの数字は2023年5月に最終系をした結果となります。それまでは児童発達支援士、発達障害コミュニケーションサポーターの合格率は80%台でした。それが90%台に向上したのは、試験対策動画の改善改良を行った結果だと思われます。当然内容は大きく変えていませんが、より分かりやすい言い回しや視覚効果を利用しています。

一発合格するための学習法は?

多くの方が一発合格されていることがお分かりいただけるかと思いますが、確実に一発合格するためにどのような学習方法がお勧めなのか紹介をさせて頂きます。

テキストの確認問題を繰り返し解く

児童発達支援士、発達障害コミュニケーションサポーターともに各章の章末に確認問題を用意しております。そちらを繰り返し履修していただくことで理解は深まっていくことでしょう。実は児童発達支援士・発達障害コミュニケーションサポーター共に模擬問題は基本的に公開しておりません。(一部特典で付与することはあり)

それには当協会なりの理由があります。模擬問題や過去問題は何のためにあるのか。そう、合格するためですよね。しかし当資格は合格していただくために作られた資格なのかというとそうではありません。支援の輪を拡げるために理解者を増やしていくことを目的としています。その根本的な想いの違いにより、一般的な資格試験では用意されていることの多い模擬問題や過去問題を用意しておりません。ただ受講者の中には「不安だから模擬は欲しい」という方もいらっしゃり、その方の想いも当然理解ができるため、特典という形ではありますが、一部模擬問題のご用意をしております。

この辺りは「理解していただける」「理解不能」と様々なお声があるのは理解しますが、私どものスタンスとしては今後もこのスタンスで活動をさせて頂きたいと考えています。

そういったことからも、テキスト内にある確認問題は非常に貴重で、おおよその出題傾向が掴めると思います。その問題を繰り返し解くことで理解も深まり合格に近づくと言えるでしょう。

  • 章末の確認問題を繰り返し解く
  • 問題の答えがなぜそうなるのかという理由も答えられるくらいに理解を深める

試験対策動画を繰り返し視聴する

次に大切なのは試験対策動画となります。ある意味こちらは、試験に合格するための動画です。試験に出題されやすい部分のみをピックアップしていますので、ここで紹介されている項目についてしっかりと理解を深めることができればほぼ試験は合格できると言っても過言ではないでしょう。

動画で視聴できるスタイルとなっていますので、ちょっとした隙間時間や家事をしながら視聴していただき、何度も何度も視聴しましょう。

  • 試験対策動画を繰り返し視聴する
  • ここで紹介されている単語などに関しては自分の口で説明できるくらい理解を深める

>>児童発達支援士資格の試験対策動画を更新!

ワークブックはほどほどでよい?

そうですね、実はワークブックはテキストで紹介されていることの理解を深める目的で用意している教材となります。そのため、ワークブックで学んだ内容も試験に出題されることはありますが、どちらかというと実践の場で役立つものが多いと言えるでしょう。そのため最短ルートで試験に合格したい!という方の場合は、ワークブックはほどほどにして先に紹介した「確認問題」と「試験対策動画」を繰り返し履修することをお勧めいたします。

ただワークブックの最後に各章のまとめがありますので、そこはしっかりと埋めていくようにしましょう。そこで取り上げられている項目も試験に出題されやすいものとなりますので、ここは要チェックです!

ワークブックの中には、協力者がいないと実施できないようなものもあります。こういった問題が試験に出題されることはありませんので、おひとりで学習を進めている方も安心してください。

不合格になってしまう方のよくある事例

ここまでが試験に一発で合格するためのお勧め学習法となります。これは児童発達支援士に限らず、発達障害コミュニケーションサポーターでも同様と言えます。発達障害コミュニケーションサポーターに関しては聴きなれない言葉もいくつか出てくると思いますので、児童発達支援士よりも合格率が下がっていますが、学習方法としては同様の方法で良いでしょう。

ここからは、惜しくも不合格になってしまう方のよくある事例を紹介します。このことを先に理解しておけば、事前に対策が打てるでしょう。是非参考にしてください。

時間切れになってしまう

児童発達支援士も発達障害コミュニケーションサポーターも50分で50問となるため、1問あたり1分間の猶予があります。この時間を短いと思う方もいれば、長いと感じる方もいるでしょう。合格されている方の多くは30分ほどで試験を終えているのですが、不合格になられている方は50分を過ぎてしまっている場合がよくあります。

時間がかかってしまう原因としては、「問題の読み解き」と「回答の悩み」の二つがあるでしょう。問題の読み解きに関しては言い回しに慣れる必要があるので、確認問題を繰り返し解いたり、自分で問題を作ってみてその回答を自分でしてみるなど訓練が必要かもしれません。

回答の悩みに関しては、記憶の問題ですので更に繰り返し学習をすることをお勧めします。ちなみに当資格は全て自宅で行えるオンライン試験となっておりますが、テキストやノート等のカンニングは禁じております。くれぐれもテキストを見ながら回答をしていて時間切れになったというようなことはないようにしてくださいね。

途中でパニックになって諦めてしまう

不合格になってしまった方の履歴を見ると、時間が余っているにもかかわらず最後の問題まで行かずに終わってしまっている方もいるようです。これは推測ですが、恐らく途中で分からな過ぎてパニックとなり「もういいや」と終わりにしてしまっているのでしょう。確かに理解が浅いと判断したら、諦めてもう一度学び直し再受験を行うという事も良いことです。ただどうしても一発で試験に合格したいという場合は、やはり最後までやり抜くべきでしょう。試験問題は全て選択式の問題となりますので、諦めなければうるおぼえでも正解できる可能性はあります。苦労しながらもどうにか合格をして、その後理解をさらに深めるために学習を続けるという事もひとつの方法です。試験には4070円の試験料がかかりますので、是非最後まであきらめず取り組むようにしてください。

子どもや電話等の妨害があった

当資格はオンライン試験のため、夜中や早朝に受験することも可能です。そのため極力50分間誰からも邪魔されない状況を作り、そこで受験をして頂きたいのですが、「赤ちゃんが泣きだした」「訪問者が現れた」「大切な電話が入った」ということは避けられないものです。こういった場合は、試験を受けられずそのまま時間切れとなったりして不合格扱いになってしまうことがあります。こういった時に当協会では「お客様からのお申し出があり、やむを得ないと判断した場合は再受験のチャンスを与える」という方針を取っています。そのため万が一、不可抗力によりどうにもならなかった場合はご相談ください。柔軟に対応をさせて頂きます。しかし、原則としては予想できる範囲のことは予想し、なるべくこういったことが発生しないようにご協力お願いします。

【まとめ】児童発達支援士の合格率は?不合格になるケースとは?

いかがだったでしょうか。試験慣れされている方にとっては、ありきたりな内容だったかもしれません。しかし、大人になってから試験を受けるということはなかなかあるものではありません。中には40年ぶりの試験でした!という方もいらっしゃり、そういった方にとっては不安はぬぐえないものだと思います。ましてや「オンライン試験」は初めてという方も多いと思いますので、余計に緊張もすることでしょう。

試験に合格することだけが全てではありませんが、「合格」という成功体験を積むことは受講者の皆様の自己肯定感を高める意味でも大切だと思います。

うまくこういった情報を活用しながら一発合格できるように頑張っていきましょう!

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