【児童発達支援士取得者】発達障がい当事者がつづるお勧めブログ

今回は当協会の認定支援士になられた方が運営しているブログについてのご紹介をさせて頂きます。この方は大人になってから発達障害の診断を受けたいわゆる「当事者」の方です。そのため当事者目線をわかりやすく解説した貴重なブログです。では、詳細を見ていきましょう。

発達障害がある教師のWebpage

この方の運営されているブログサイトのタイトルは「発達障害がある教師のWebpage」です。タイトルを見てもわかる通り、現在も中学校の教師をされています。該当ページに記載されていたプロフィールから確認していきましょう。

-Profile-

近畿大学・和歌山大学大学院を卒業後、2009年から公立中学校で教諭をしています。

2008年大学院在籍中に府内の中学校で理科・数学の非常勤講師(選択で陸上競技も担当)

2009年~原学級担任、2015年~学年主任、2018年~原学級担任、2020年~支援学級担任

2021年~支援学級主担・特別支援コーディネーター

2007年理科教諭一種(中・高)免許取得(近畿大学教職教育部)

2008年数学教諭二種(中)免許取得(和歌山大学教育学部・玉川大学)

2009年理科教諭専修(中・高)免許取得(和歌山大学大学院)

2019年特別支援二種(知的・肢体不自由)免許取得(放送大学)

https://mercy88.amebaownd.com/pages/3539772/page_201602191132より引用

このような経歴をお持ちの方となります。学年主任や支援学級主担なども経験されており、非常に素晴らしいご活躍をされていることがわかります。

発達障害が発覚したタイミング

冒頭でもお伝えした通り、この方の発達障害が発覚したのは大人になってからなのです。32歳の時に心療内科を受診し発達障害だと診断がついたとのことです。このタイミングでなぜ心療内科を訪れたのかについては、ブログサイトで星野仁彦さんの「発達障害に気づかない大人たち」に出会ったからだと書いてありました。教員として10年ほどの実績があるタイミングでこの書籍を目にして、心療内科に行く決断をされたわけですから、きっと沢山の苦労があったのでしょう。

発達障がい児の行動を理解する

このブログでは、登場人物「Aさん」としてこの方自身が子どものころに感じてきた周りとの違和感というものを漫画形式で紹介されています。私はこのブログにはとても価値があると感じました。私たち協会の合言葉でもありますが「理解は支援の第一歩」を促進できるものだからです。発達障害の特性を持たない人にとっては「なぜそんなことを?」「意味が分からない」「ふつうやらないでしょ」という感覚になってしまい、どうしても感情的になってしまうものです。感情的になってしまうと叱責や罵詈雑言に繋がる可能性が高くなるため、家族間では喧嘩が勃発し、学校ではいじめや差別が発生します。

そこで大切になるのが「理解」です。なぜそうなのか?という事がわかれば多くの人は納得するのです。例えば「犬は好きですか?」という質問に対して、「好き派」の人から見ると「嫌いな人の気持ちがわからない、あんなに可愛くて癒されるのに嫌いだなんておかしいんじゃないの?」と思う部分があります。しかし「嫌い派」にも嫌いな理由が存在します。嫌い派の子が「僕が犬が嫌いなのは、小さい時に噛まれて沢山血を出して病院に行ったことがるからなんだ。それに家の前の犬が毎日すっごく吠えてきて怖くてたまらないんだよ」という理由を言えば、好き派の人の一定数は「そういう経験があったんだ。それなら嫌いになるのもわかるかも」と理解を示すようになります。

このブログにはその役割が担えると思っています。

お勧め記事>>真の支援とは?発達障がい児に対する差別やいじめを減らすために!

発達障がい児の励みになる

発達障害の当事者であるこの方がこうやって活躍されていることがどんどん認知されていけば、「あれ?別に発達障害でも問題ないじゃん」と少しずつ思えるようになるはずなんです。今は発達障害という言葉が出てまだ間もないという事もあり「マイナスの面」ばかりが注目されています。しかし、実際にはこうやって活躍している方も沢山いる。このような「プラスの面」が広まることで、皆さんの捉え方というのは大きく変わっていくことでしょう。

更に、このような事実を目にすることで、発達障がい児を育てる保護者の励みにもなるでしょう。こういった役割もとても重要だと考え、今回ご紹介するに至りました。

この方の活動を知ったきっかけ

この方は児童発達支援士と発達障害コミュニケーションサポーターの受講者であるため最低限の情報はこちらでも把握していましたが、発達障害当事者であったことやブログを運営されていることなどは知りませんでした。

きっかけは、この方がTwitterで当協会の資格に合格された!という投稿をされていたのを拝見したのがきっかけです。きっかけはどこに転がっているか分からないものですね。この方の「すぐに行動に移すタイプ」という特性がプラスに働いた事例とも言えます。Twitterに投稿をしてくださったことに対して、こちらがコメントを出し、それに対してすぐにレスポンスを頂けたので、協会としても気になってこの方のブログをすぐに確認しました。更に興味を抱いたので直接メールを出し連絡を取りました。それに対するレスポンスもとても早く、こちらとしてはそれで信頼感を得ることができました。様々な活動をされていることも見えてきたので、何か一緒に支援の輪を拡げる活動は出来ないかと思い、今回のブログ紹介に至ったわけです。

ここまでの期間は1週間程度です。全く知らない状態からわずか1週間でこのブログで紹介するまでになりました。もしひとつひとつのレスポンスが遅かったらどうでしょう?互いに興味を失って何事もなく関係性が終わっていたかもしれません。このように「すぐに行動に移す」ことでうまくいくこともあるという事ですね。当然それによる失敗もあることでしょう。でも、このような出会いを一つ増やせたという事はかけがえのないことで価値のあることだと私は感じています。なので私から見たら、この方は素晴らしい特性をお持ちだと見えるわけです。

【まとめ】発達障害当事者がつづるお勧めブログ

今回ご紹介したブログへは下記からアクセスが可能です。是非ご覧ください。

>>発達障害がある教師のWebpageを確認する

もしこのブログを御覧になられている方の中に、発達障がい児支援関連のブログを運営されている方や紹介して欲しいブログなどがございましたら、是非お問い合わせください。こちらで内容を確認させていただいたうえで掲載の可否を決定させていただきます。目的は「支援の輪を拡げる」この一点です。

共に発達障害に関する理解の輪、支援の輪を拡げていきましょう!その中心になるのは他でもない”あなた”です。

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