【就活で役立つ】人間力のある発達障がい児は光り輝き、自立を手に入れる!

こんにちは、今回は発達障害を持つ子どもさんが将来自立するために人間力を手に入れる重要性について紹介していきます!これまで複数の企業を経営してきて、人材について感じていることをフィードバックさせていただきながら、発達障がい児が将来光り輝くためのエッセンスを紹介していきます!きっと有益なものになるでしょう。

発達障害の特性を活かす

まず初めにお伝えしておきたい事があります。それは発達障害の特性を理解し活かす道を選ぶという事です。発達障害のマイナスと思われる特性をカバーして平均的になることを目標にすることは私はお勧めしていません。発達障害という名がこの世では付けられていますが、これも一つの天から与えられた才能です。その才能が良い考えのもと、良い方向に使われれば「天才」と言われるわけです。何とも都合の良い世の中だなと感じますが、そのことはここでは一旦置いておきましょう。

このブログを通じてなんどもお伝えしていますが、「普通を目指す旅」はやめましょう。保護者も子どもも苦しくなるばかりです。そこには涙が溢れます。しかし「特性を活かす旅」の先には、明るい笑顔が溢れます。そのことを忘れないでください。

この「普通を目指す旅」をやめてくださいというのには理由があります。その理由を紹介しますが、実は当協会が誕生した経緯そのものなのです。きっとご納得いただけると思います。

輝きを感じなかった学生たち

私はこれまで複数の企業を経営してきました。現在も子どもの習い事教室とパソコン教室を経営しています。

少し前になりますが、新卒採用をするために積極的に活動をしておりました。その時は50名ほどが一つの部屋に集まり集団面接を行っておりました。私は最初の挨拶をして着席した頃には、すでに目ぼしい人間をすでに数名ピックアップしていたのです。そしてその後の面接はその数名が本当に採用すべきかどうかという判断を下すために行っていたとも言えます。

このときは今までの経験でも同じようなことをしていたので何も感じていませんでしたが、ある時ふと「自分は何を基準に数分間見ただけで数名をピックアップしたのだろう」と考えました。

その時の自分なりの答えは「口では何とも表現しにくいけど、なんか目が輝いていたり、その人の立ち居振る舞いから出る雰囲気」というものでした。その後様々な本を読んでいる時に「非認知能力」という言葉に触れ、わたしなりに明確な解を得ました。

私が今まで瞬時に魅力を感じていたその正体は「非認知能力なのだ!」と。そして非認知能力を深く見ていくと、これこそが人間力なのかということに行きつき、当協会の名称である「人間力認定協会」となったのです。

話を戻しますが私は「普通を目指す旅」はやめましょうと言いました。現代の普通とは、学校でしっかりと勉強をして、面接のときには面接対策で話す内容を繰り返し練習して、そつなくこなすことと言えます。しかし私が感じた人間的魅力というのは、そんなものではないのです。用意周到に準備した子は一瞬でそれとわかります。だから私のような意地悪な面接官は、意外な質問をするのです。そこである意味化けの皮を剥がしたいのです。その化けの皮を剥がしたとき、「え、君面白い考え方だね」とか「凄い特技があるんだね」となればプラス評価。逆に化けの皮を剥がしても無難な答えばかりしようとする子はマイナス評価となります。

つまり、発達障害があったとしてもその特性を生かし好きなことを楽しそうにイキイキと話せる子であればこちらは魅力を感じます。またこれまで積み上げてきた素晴らしいものを教えてくれれば、それも魅力を感じます。正直それが何でもいいのです。アニメのこと、ゲームのこと、フィギュアのこと、パソコンのことなんでもOKです。何も特徴がないよりも100倍魅力的です。そしてそのように語れる子は、今を楽しく生きていますから、ぱっと見の雰囲気でもわかるものなのです。緊張感の中にもワクワクしている雰囲気が伝わってくる。だから声を掛けたくなる。人間とはそういったものです。

これはコミュ力があるないの話ではなく、その子の内面からにじみ出てくるものです。にじみ出てくるものは一夜漬けではどうにもなりません。メジャーリーグで活躍する大谷選手をみているとよくわかりますよね。人の良さが伝わってくるし、ニコニコ楽しそうな雰囲気を醸し出しています。だから異国の地でもこれだけ人気があるのでしょう。

非認知能力(人間力)を高めるには?

これは様々な方法がありますが、今回はその中で「自尊心」に着目して解説をしていきます。

非認知能力の一つの項目として「自尊心」が挙げられています。自尊心を辞書で引くとこのように出てきます。

自尊心とは、自分で自分のことを誇らしく思う心を意味する。 簡単にいうと、自分への高評価ということである。 英語で自尊心は self‐respect、あるいは self‐esteem と表現できる。 自尊心とよく似た意味の言葉に「自己肯定感」や「プライド」がある。

あまり難しくならないように、ここでは自尊心と自己肯定感を同じものとして話を進めていきましょう。

自尊心や自己肯定感の向上は子育てや教育の基本中の基本ともいえるほど多く語られています。しかし、ちょっと立ち止まってなぜそんなに重要なのかを考えてみましょう。明確に答えられますか?

私なりの答えはこうです。人は1日に数万回の判断を下しています。かといって皆さんはそんなに判断を下している意識はないですよね?そうです、ほぼ無意識で判断をしているのです。習慣ともいうことができます。例えば「起きようかな、二度寝しようかな」から始まり、「コーヒーにしようかな、お茶でいいか」など。このような判断を1日中しています。

その時は先ほどもお伝えしたようにほとんどのことを無意識で行います。無意識というのはその人の習慣です。ここを性格と捉える方もいるのですが、性格というと変えられないもののように感じるので適切ではありません。あくまでもその人のこれまでの習慣です。習慣によって判断を下しているということです。

ではこの習慣はどのように作られたかというと、その人の考え方です。その考え方はどこから来ているかというと自尊心・自己肯定感なのです。ややこしくなりそうなので、ここまでの関係性をまとめますね。

  • 判断←無意識←習慣←考え方←自尊心(自己肯定感)

このようになっています。具体的に言うと自己肯定感の高い人は「自分ならできるはずだからまずはやってみよう」「きっと大丈夫」という考えのもとポジティブな習慣を身に付けていくことができます。しかし自己肯定感の低い人は「どうせ無理」「私には無理」「失敗したくない」というネガティブな習慣を身に付けていくことにあります。ポジティブな人の判断とネガティブな人の判断が同じってことは想像しにくいですよね。

例えばポジティブであろう大谷翔平選手と引きこもりで苦しんでいる子が、同じ困難に直面した時の判断って同じでしょうか?恐らく違いますよね。自尊心や自己肯定感がこれほどまでに重要視されているのはこういった理由があるからなのです。その判断を1日数万回しているとなれば、判断の仕方が違うだけで違う人生だろうなーと想像つくでしょう。

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自尊心(自己肯定感)を伸ばすには

ここまで少し長くなってしまったのでここはシンプルに紹介しますね。

自尊心や自己肯定感を伸ばす方法は非常にシンプルです。

  1. その子自身の”できること”を増やす
  2. 他者の肯定的な言葉がけ

どちらも周りにいる大人の働きかけが非常に重要になることがわかるでしょう。その子自身のできることを増やすためには、興味を持たせ、くじけないように励まし、出来るように導くという技術が必要です。これは技術です。正しい方法を知ればうまくいく可能性は増えることでしょう。

他者の肯定的な言葉がけに関しては一見簡単そうに見えますが、出来ていない方も多いかもしれません。これは何もいつでも誉めなさいという事ではありません。軌道修正は必要ですし、人の道に反することをすれば注意することも必要です。肯定的な言葉がけをする際にも多くの注意点があります。このあたりの方法論は「児童発達支援士」で学ぶことができますので、ご興味頂けたら是非ご検討ください。

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このようにして子どもの自尊心や自己肯定感を伸ばしていきます。すると、子どもは障害の有無に限らず明るくイキイキと日々を送ることができるようになります。当然学校に行っていれば友達や先生から注意されたり叱責されることもあるでしょう。そうなると一時的に自尊心が低下することもありえます。そんな時は、保護者や理解者の皆さんがしっかりと受け止めてあげて、自尊心や自己肯定感を回復させてあげる場を作ってあげましょう。そのような場がひとつでもあれば子どもは強く生きていけます!

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【まとめ】人間力のある発達障がい児は光り輝き、自立を手に入れる!

以上となります。私は発達障がい児だからといって絶対に就職することは難しいとは思っていません。必ずその特性をうまく活かして活躍できる場があるはずです。そんなきれいごと言うなと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし周りの他者がその希望を信じ、接することができなければ、子どもの自尊心はみるみる低下し、本当に就職が厳しい子になってしまいます。

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